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オークス 樫の女王決定戦は大混戦 アベコーが指名したイチ押し馬は!?

 いずれがアヤメかカキツバタ…。あす25日は「第69回オークス」(JpnI 芝2400m)が東京競馬場で行われる。3連単700万円超を記録した桜花賞に象徴されるように、確たるヒロイン不在のまま春の天王山を迎えた3歳牝馬戦線。果たして、その頂に上り詰めるのは!?アベコーこと阿部幸太郎は距離が延びて真価発揮の期待がかかるブラックエンブレムにこん身の◎を打った。

 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 今年は重賞2勝馬が1頭もいない大変な激戦。驚いたのは桜花賞。レジネッタ、エフティマイア、ソーマジックの順で入線し大波乱。中でも15番人気だったエフティマイアが一変した快走。さらに、2ケタ着順が続いていた16番人気ハートオブクィーンが3着ソーマジックからクビ差で4着。衝撃的な結果でした。馬場の傷みが少ない外を通ってきた外枠の馬が上位独占。枠順の差も大きく左右したような気がしています。
 オークスは左回りで、距離が2400m。桜花賞とはまるで違う結果になっても、今年の場合はなんら不思議がありません。しかも、土曜から日曜にかけて雨マーク。道悪は未経験の馬がほとんど。最近にない難解なオークスです。
 桜花賞は1着から12着のオディールまでが0秒8差。ほとんど一団で飛び込んできたわけで、結果はあまり気にしない方が懸命かもしれません。
 で、ここは距離2400mを最大の要所と考えて、ブラックエンブレムに◎を打ちました。というのも、昨年暮れの中山2000mの葉牡丹賞で、オークス向きの結果を“発信”しているのです。結果は3着でしたが、2着の馬に注目。なんとマイネルチャールズだったのです。マイネルチャールズといえば、京成杯優勝、弥生賞優勝、皐月賞が1番人気で3着。いわゆる牡馬陣の総大将格。この馬と2000mでクビ差。互角の勝負を演じた特筆ものの一戦です。
 それゆえ牝馬同士の2400mを推察する上でこの葉牡丹賞の一戦は、ものすごく大きな意味を持ってくるのです。1800mのフラワーCで逃げ切り勝ちを決めたように、自在に戦法を使い分ける有利さもあります。
 桜花賞はスタートでミス。ポツンと出遅れてしまいました。直線は内に切れ込む形で伸びてきましたが、あいにくインサイドが伸びづらい馬場コンディション。度外視していい内容です。
 待望の芝2400mで東京コースは1戦1勝。さらに、牝馬相手のレースは4戦3勝。昨年2着だったベッラレイアと同じ7番枠でチャンスです。

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