みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
今年は重賞2勝馬が1頭もいない大変な激戦。驚いたのは桜花賞。レジネッタ、エフティマイア、ソーマジックの順で入線し大波乱。中でも15番人気だったエフティマイアが一変した快走。さらに、2ケタ着順が続いていた16番人気ハートオブクィーンが3着ソーマジックからクビ差で4着。衝撃的な結果でした。馬場の傷みが少ない外を通ってきた外枠の馬が上位独占。枠順の差も大きく左右したような気がしています。
オークスは左回りで、距離が2400m。桜花賞とはまるで違う結果になっても、今年の場合はなんら不思議がありません。しかも、土曜から日曜にかけて雨マーク。道悪は未経験の馬がほとんど。最近にない難解なオークスです。
桜花賞は1着から12着のオディールまでが0秒8差。ほとんど一団で飛び込んできたわけで、結果はあまり気にしない方が懸命かもしれません。
で、ここは距離2400mを最大の要所と考えて、ブラックエンブレムに◎を打ちました。というのも、昨年暮れの中山2000mの葉牡丹賞で、オークス向きの結果を“発信”しているのです。結果は3着でしたが、2着の馬に注目。なんとマイネルチャールズだったのです。マイネルチャールズといえば、京成杯優勝、弥生賞優勝、皐月賞が1番人気で3着。いわゆる牡馬陣の総大将格。この馬と2000mでクビ差。互角の勝負を演じた特筆ものの一戦です。
それゆえ牝馬同士の2400mを推察する上でこの葉牡丹賞の一戦は、ものすごく大きな意味を持ってくるのです。1800mのフラワーCで逃げ切り勝ちを決めたように、自在に戦法を使い分ける有利さもあります。
桜花賞はスタートでミス。ポツンと出遅れてしまいました。直線は内に切れ込む形で伸びてきましたが、あいにくインサイドが伸びづらい馬場コンディション。度外視していい内容です。
待望の芝2400mで東京コースは1戦1勝。さらに、牝馬相手のレースは4戦3勝。昨年2着だったベッラレイアと同じ7番枠でチャンスです。