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フェブラリーS 08年GIの第1弾 アベコーが推す本命馬は!?

 あす24日(日)は、冬の東京競馬のフィナーレを飾る「第25回フェブラリーS」(GI ダ1600m)が行われる。下馬評では昨年後半、破竹の快進撃を続けてきたヴァーミリアンで断然のムードだが、年明け初戦に予定していた川崎記念を脚部不安で取消と順調さを欠いての一戦だけに、思わぬ波乱の幕切れも…。多士済々の伏兵陣の中から、アベコーこと阿部幸太郎はフィールドルージュを強力プッシュした。
 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 「一笑に付す」という言葉があります。笑って問題にしない。あるいは軽く笑われて相手にされない、という意味でしょうか。今回のフェブラリーSで圧倒的な人気を集めるヴァーミリアン。国内では目下重賞5連勝。うちGI(JpnI)は4連勝。まさにダートでは無敵の快進撃を見せている王者中の王者です。その彼に不安ありといったら、ヴァーミリアンから一笑に付されるかもしれません。
 まず、飛節炎を発症したことで、先日の川崎記念を出走取消。あれから中2週余り。不安が完全に解消、完ぺきな仕上がりに戻ることができたのでしょうか。この後の目標がドバイワールドCで、ここを使わないと間隔があきすぎるから、まさか叩き台ということはないでしょうか。

 そしてデビュー以来、マイル戦を1度しか使ったことがなかったのはなぜですか。その唯一のマイル戦が一昨年のフェブラリーSでした。優勝したカネヒキリはともかく4着のブルーコンコルドにも突き放された5着。やはり距離に対して、ベストとはいえないのではないでしょうか。それらの不安を抱えての今回のフェブラリーS出走。本当に大丈夫でしょうか。
 そこで、◎を打ったのがフィールドルージュです。昨夏の函館からメキメキ頭角。6戦4勝、2着1回。その2着がJCダート。優勝したヴァーミリアンと0秒2差の接戦でした。もとより、本格化前の一昨年のジャパンCダートで、ヴァーミリアンに先着した実績があり、能力では決して見劣りしません。
 前走の川崎記念では、東京大賞典2着のフリオーソ一頭だけを相手に絞り、2番手追走から4角で並びかけ、横綱相撲で圧倒。現在の充実ぶりをアピールすると同時にある程度前で対応しても十分勝負になる、という自信が横山典騎手は得られたはずです。今回は強力な逃げ馬が不在。ということは川崎記念で体得した経験が、きっと生きると判断。打倒ヴァーミリアンを大いに楽しみにしています。
 東京マイル戦の適性から、ワイルドワンダーが当面の相手です。

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