この試合を最後に、プロレスに転向する佐藤。タックルで相手を崩すと、サイドポジションからヒザ蹴りを打ち込み、マウントを奪って、パウンドを連打。一気に攻勢に出たが、一瞬のスキをつかれ、下からアワウディンの右パンチをまともに受けて失神。80秒殺されてしまった。
マウントの態勢で下からの打撃一発で仕留められてしまったが、これには原因があるという。佐藤はポツリとつぶやく。「実はきょうも“例の餃子”を食べてきたんです。そのせいで抵抗力が下がったんです」。17日の公開練習でペロリ平らげ、減量苦に追い込まれたあの忌まわしき餃子だ。
それでも佐藤は「後悔はまったくないです。これでひと区切り。これから上がるリングの方がもっといろんなものが渦巻いている」と頭を切り替えていた。今後は「ハードヒット」に参戦予定。「(メイド服で戦う場合は)特注品を作らないと」と早くもプロレスデビュー戦に思いを馳せていた。