「ボーナス直後の週末はものすごく忙しいです」とのこと。今年は、12/10が土曜日だったことから、1日繰り上げで、9日の金曜日にボーナスを受け取ったという人も多かったのではないでしょうか。そのためか、店は大盛況。お客様だけでなく、この日はキャバ嬢さんの出勤も多かったのだそう。やはり、ボトルを入れてもらうなどのおねだりがしやすい日だったようです。
で、肝心のクリスマス(イブも含む)はというと、何故かお店はヒマなのだそう。営業電話をかけても、「クリスマスまでキャバクラに行くっていうのもちょっとね…」という返事が多いようです。「そんなこと言ったら、クリスマスに出勤する私たちはどうなるんですか?」とは、キャバ嬢さん側の意見。どちらの言い分もごもっともな気がしますが、他にも「クリスマスにキャバクラへ行くと、遊ぶ相手がいないと思われそうでいやだ」という男性客もいました。ですが、実際に遊ぶ相手がいなくて、1人で過ごすのだとしたら、細かいことは気にせず、キャバクラへ行ったほうが楽しいようにも思います。なんといっても、クリスマスのキャバクラは「ヒマ」とのことですから。
「でも、早い時間と、極端に遅い時間は混みますよ」というキャバ嬢さんもいます。早い時間に来るお客様は、「この後、パーティーなんだ」という人が多く、遅い時間に来るお客様は、「パーティー帰りなんだ」というのだそう。ということは、クリスマスのキャバクラは、21〜24時くらいが狙い目ということでしょうか?
ところで、気になるのはお客様から頂くプレゼント。具体的には、お菓子やタバコ、ヌイグルミなどが多いようです。ブランド品をたくさん貰っているイメージでしたが、長引く不況の影響か、そういった高級品をくださるのは、よっぽどの常連さんせいぜい1〜2人くらいなのだそう。ですので、キャバ嬢さんに何かプレゼントを渡したいと検討中の人は、決して値の張るものを選ばなくても、「ケチなヤツ!」とは思われないでしょうから、ご安心を。
変わり種のプレゼントとしては、お客様の自作の詩や、アマチュアバンドを組んでいるお客様からのデモテープなどを受け取ったキャバ嬢さんもいます。それらはある意味、笑い話にもなりますが、「婚姻届を持ってこられて引いた」という声も。キャバ嬢さんへのクリスマスプレゼントは、決して高価なものでなくても構いませんが、常識の範囲内で贈りたいものですね。(キャバクラ研究家:菊池美佳子)