さて前回に引き続き、「最低すぎる男」後編をお送りしたいと思います。
その男は渡辺さんといい、妻子持ちなのにもかかわらずお気に入りの風俗嬢を何度も孕ませ、その都度子を堕ろさせていました。
嬢の名はナミさんといい、元保育士で当時28歳。
彼女がシングルマザーの道を選ぶと言っているのにも関わらず、渡辺さんは「堕ろしてくれ、金は払う」の一点張りでした。そしてとうとう、私の堪忍袋の尾が切れてしまいました。しかも、お店で!
私がブチ切れ状態で渡辺さんに申し上げた(正しくは、怒鳴り声をあげながら説教をした)のは、まず責任の取れぬ行動を最初からするな、ということ。言い訳がましく「コンドーム着用のセックスは嫌いなんだ。いつも着けないのが普通」とドヤ顔の彼。低レベルな言い訳ですよね。そう感じるのは、当本人がセックスのテクニックが無いだけ。快感は全身で感じるもの。肉棒をいくら揺さぶったって、ただの自己満足にしかなりません。そして何より「あなたは過去に少なくとも2回も、ナミさんに宿った命を金で殺めている」ということ。姿形にならなければ人間ではないのか? いいえ、違います。お腹の子どもは立派な人間の命なのです。「馬鹿男!」と、まちこは叫んだのでした。私も何故あそこまでムキになってしまったのかわかりません。でも、常日頃だらしない男を散々みてきているので、ついつい渡辺さんをその中の「ダメンズ代表」として攻撃してしまったのでした。
その後はというと、結局ミナさんは固い決意を変えることなく無事元気な男の子を出産されたとのこと。出産を機に地元の北海道に戻り、現在は保育士として復帰。シングルマザー&ワーキングマザーとして多忙な日々を送っているそうです。
最低な男渡辺さんは、養育費はきちんと送っているようでした。「俺に本気で切れた女はまちこが初めてかもしれない。ありがとう」なんて感謝のメールまで頂いてしまったんですが「そんなこと言ってる暇あったら同伴してちょうだい」といつもの調子でお返事をした私でありました。
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