「君の名は。」は10月に入っても引き続き好調をキープ。公開6週目の週末2日間で65万人を動員、興収7億9000万円を記録した。前週興収対比は91.9%とその勢いは衰えず、累計興収は128億円を突破。現時点で「風立ちぬ」(13年)の興収120億2000万円を超え、「崖の上のポニョ」(08年)の興収155億円に次ぐ邦画アニメ歴代5位に躍り出た。
2位は実話をもとに描かれた「ハドソン川の奇跡」で前週と変わらず。3位も前週と変わらずアニメ「映画 聲の形」。全国120スクリーンでの公開ながら、12日目に興収10億円を突破した。
そして、4位は新作で福山雅治が大根仁監督と初タッグを組んだ主演映画「SCOOP!」。全国247スクリーンで公開され、オープニング2日間で12万7000人を動員、興収1億5600万円をあげた。まずは興収10億円が当面の目標となりそうだが…。
「福山が初のパパラッチ役に挑戦し写真週刊誌の裏側を描いた同作。映画のキャッチコピーにもあるように『最も撮られない男』なのだが、その経験が生かされずあまりリアリティがない。多忙にもかかわらず、最大限にプロモーションに協力したが、『君の名は。』のヒットもあってあまりスクリーンが確保できなかったこともあり、また、昨年の吹石一恵との結婚以来の人気ダウンに歯止めが利かず数字が伸び悩んでしまった」(映画業界関係者)
歌手で女優の西内まりやが初主演した、「キューティーハニー」の実写版「CUTIE HONEY-TEARS-」はトップ10入りならなかった。
7日はマット・デイモン主演の人気シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」、8日は朝のワイドショーの舞台裏を中井貴一主演で描いた「グッドモーニングショー」、「EXILE TRIBE」のエンターテインメントプロジェクトの劇場版第2弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」などが公開される。
(C) 2016映画「SCOOP!」製作委員会