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永井豪、西内まりや版「キューティーハニー」を絶賛「素晴らしい作品」

 人気コミック「キューティーハニー」を実写映画化した『CUTIE HONEY -TEARS-』の初日舞台あいさつが1日、都内で行われ、主演の西内まりやと原作者の永井豪が出席。同作は過去にも佐藤江梨子主演で映画化(2005年)され、原幹恵主演でテレビドラマ化(2007年)された永井の代表作のひとつだが、西内が主演した本作について永井は「今回のは(内容に)全く口出しをしていません。だからこそ一映画ファンとして『キューティーハニー』を楽しんで観ることができました。素晴らしい作品を作っていただいた皆さんに心から感謝します」と絶賛。自身も劇中、出演しているといい、西内は「永井さんの演技にもぜひ注目してください」とアピールした。

 人間の運動能力を大きく超えた力を持つアンドロイド「キューティーハニー」の活躍を描いた本作。この日は出演者の三浦貴大、石田ニコル、永瀬匡、今井れんも登壇。永井は途中から舞台あいさつに参加したが、自らの出演シーンを振り返り、「(撮影の日は)寒い日だったんですが、西内さんが本当に寒そうな格好で……」と嬉しそうに述懐。

 監督からは演技について「もっといやらしい目で」と指導を受けたというが、「工夫したんですけど、カメラが何台もあってどこ見ていいかわからなくて……」と大苦戦したといい、「何回もやり直しをさせられて、本編はもっと大変だったんだろうなって。映画って面白いなって思いました」としみじみ。

 西内の方は本作で映画初主演。アクションシーンに苦労したことを明かすと、「アクション練習は撮影の2か月前から行っていたんですけど、初めてだったので、受け身の練習を目が回るくらいしました。今回、やるよりやられる方が大変なんだって思いました」と感想を述べ、「ニコルちゃんとのシーンではちょっと当たってしまったり……」と失敗談も苦笑いで紹介。

 石田も「わたしは敵役だけど息が合っていないとできないので二人で練習しました。(西内の)この顔は絶対傷つけてはいけないって思いました」と気を遣いながらの撮影だったと話すと、「ハラハラしました。(何かあれば)まりやちゃんのファンに呪われるんじゃないかって。でも楽しかった。いい経験になりました」と感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)

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