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『家政婦のミタ』の勢いを維持できなかった新ドラマ

 昨年のナンバー1ヒットドラマといえば、松嶋菜々子主演の「家政婦のミタ」(日本テレビ系)。最終回では平均視聴率40.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という驚異的な高視聴率を記録したばかりではなく、「『家政婦のミタ』のおかげで、日テレはフジテレビが長年その座を保持してきた視聴率三冠王の座を奪還できた」(テレビ関係者)というだけに、1月スタートの新ドラマでもその勢いを維持したいところだった。

 そして、「家政婦のミタ」から重すぎるバトンを受けてスタートしたのが永作博美主演の「ダーティ・ママ!」。

 「篠原涼子主演の『アンフェア』など数々のヒットドラマを手がけた作家で脚本家の秦建日子さんの原作小説をドラマ化。破天荒だが検挙率ナンバー1の子連れの女刑事が主人公のストーリーで、それなりの作品に仕上がっていると思われたのだが…」(同)

 主人公の女刑事を演じるのは永作博美、その刑事の同僚である新米刑事を香里奈が演じているが、初回の視聴率は12.7%とふるわなかった。

 「永作はこのところ、映画を主戦場にしていたので、なんだかドラマにマッチしていなかった。香里奈は相変わらず演技力のなさが目立った。ストーリーはかなり単調で、『家政婦のミタ』のように視聴者に次回を期待させるような作りではなく、1回見れば飽きるような内容。今後、大幅に視聴率がアップするとは思えない」(芸能記者)

 永作はここ数年、出演した作品で数々の映画賞を受賞し、その高い演技力が評価されているが、残念ながら、それがドラマの視聴率に結びつかなかったようだ。

 「安易にヒットメーカーに頼りすぎなのでは。とはいえ、最近はどこの局もドラマ制作を志望する局員が減り、外部に頼らざるを得ない」(同)

 第2話以降でどこまで巻き返せるかに注目だ。

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