女は9月4日、姫路市内の路上で自転車を押しながら歩行。20歳の女子大生が歩く様子を見ると立ち止まり、突如植木に自らダイブするように倒れ込み、さもぶつかった反動で植木に転倒したかのように見せかけた。
そして、女子大生に対し、「時計が壊れた」などと因縁を付け、金銭を要求。現金2000円をだまし取る。警察が捜査に乗り出した結果、防犯カメラなどから女の犯行だと判断し、逮捕に踏み切った。取り調べに対し、女は「ぶつかって文句も言ったが、お金はもらっていない」などと話しているという。
46歳の女は自転車を押しながら歩いていたものの、力の弱そうな被害者を狙って網を張っていたものと見られており、非常に悪質。ネットユーザーからも「女子大生がかわいそう」「わざと文句を言われない弱そうな子を選んだんだろうね」「最低の人間」など怒りの声が上がる。
また、女子大生については同情の声が大勢を占めているものの、一部には「お金を出してはダメ」「速やかに警察に届けるべきだった」「もう少し毅然とした態度を」という指摘も。さらには、「兵庫県警はこういう姑息な事件を撲滅する気があるの?」と、県警の姿勢などを問う声も出た。
一部には女子大生を責める声もあるようだが、実際何もしていない人間が突然植木に倒れ、「お前のせいだ」と因縁を付けられてしまえば、戸惑ってしまう。女子大生の対応は、致し方ないものだろう。
46歳になりながら、悪意丸出しの犯罪で若い女性から金を奪った今回の事件。女子大生の「心の傷」を考えると、許し難い行為といえる。再犯を許さないような措置が望まれる。