天龍と関本の熱いチョップ合戦が観客を沸かせたが、16分27秒、関本が岡林をラリアットで沈めて決着。ローンバトルの多かった岡林の奮闘を天龍が称えた。
ダブルメインイベントの2試合目は、「BJW認定デスマッチヘビー選手権試合 金網蛍光灯 200本デスマッチ」、宮本裕向vs.伊東竜二。宮本は5度目の防衛戦である。
「金網の高さを生かした試合がしたい」と試合前に語った通り、ダイブやムーンサルトを両者とも積極的に狙い、それをめぐる攻防が試合の焦点となった。金網の上で両者が殴り合うハラハラの展開も。
蛍光灯での殴り合いでは決着が着かず、両者金網からのダイブを繰り返すが、ついに20分44秒、金網最上段からのドラゴンスプラッシュで伊東が宮本を仕留め、王座を奪った。
終了後のマイクでは伊東が宮本のこれまでの防衛を称えたが、宮本が「最後のダイブは痛かった」と返すと、「元王者がそんなこと言うんじゃねえ」と不満を漏らす一幕も。
デスマッチ2試合を中心にした、充実の15周年記念興行であった。
全試合結果は以下の通り。
◆大日本プロレス『設立15周年記念 DEATH & CRAZY That's The Way Of The BJ-World』
2010年5月4日(火・祝)開始:15:30
会場:神奈川・横浜文化体育館
<第1試合 6人タッグマッチ 20分一本勝負>
○大黒坊弁慶、怨霊、河上隆一(10分52秒 片エビ固め)菊タロー、忍、●大橋篤 ※エルボードロップ
<第2試合 6人タッグマッチ 30分一本勝負>
○マルセラ、亜利弥'、豊田真奈美(13分45秒 マルセラスペシャル)アジャ・コング、GAMI、●闘牛・空
<第3試合 6人タッグマッチ 30分一本勝負>
○KAMIKAZE、松崎和彦、茂木正淑(16分48秒 片エビ固め)MEN'Sテイオー、橋本和樹、●塚本拓海 ※ムーンサルトプレス
<第4試合 ハードコア6人タッグマッチ 30分一本勝負>
○アブドーラ・小林、石川修司、星野勘九郎(15分53秒 体固め)ネクロ・ブッチャー、佐々木貴、●清水基嗣 ※ダイビングバカチンガーエルボー on the チェアー
<第5試合 6人タッグマッチ 30分一本勝負>
○シャドウWX、ジ・ウインガー、藤田ミノル(15分35秒 片エビ固め)TAJIRI、●山川竜司、谷口裕一 ※垂直落下式ブレーンバスター
<第6試合 6人タッグデスマッチ 30分一本勝負>
○葛西純、ニック・ゲージ、DJハイド(17分51秒 片エビ固め)“黒天使”沼澤邪鬼、竹田誠志、●木高イサミ ※パールハーバースプラッシュ on the カミソリボード
<ダブルメインイベント第1試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負>
○関本大介、佐々木義人(16分27秒 片エビ固め)天龍源一郎、●岡林裕二 ※ショートレンジラリアット
<ダブルメインイベント第2試合 BJW認定デスマッチヘビー選手権試合 金網蛍光灯 200本デスマッチ 30分一本勝負>
○[挑戦者]伊東竜二(20分44秒 体固め)●[王者]宮本裕向 ※金網上からのドラゴンスプラッシュ
※宮本が5度目の防衛に失敗。伊東が新王者に。
(「新宿のフォレストガンプ」杉田透 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou