TBSの人気アナとして昨年秋に鳴り物入りでフリーに転進した田中アナ。宮根誠司と同じ事務所で、さっそく懇意のフジテレビからは『ニュースな晩餐会』の司会という仕事についたものの、「日曜8時という大事な時間なのに、視聴率は5%そこそこ。完全に失敗。でも、フジとしては宮根さんの事務所所属ということもあって切るに切れない。関係からしても、最低でも1年は面倒を見ないといけないんですが、かといって、田中に『ああして』『こうして』といった大幅なテコ入れも出来ないとあって、腫れ物に触るような扱いになってます」とはある制作会社関係者。
そもそも田中アナがTBSで人気になったのはぶりっ子キャラだ。「そのキャラを全面に押し出せないというのが一番のネックなんです。事務所の戦略として、ゆくゆくはバラエティよりも女版の宮根、女版の羽鳥という情報番組の帯をやらせたいと考えている。そうなると、ぶりっ子路線ではその地位は得られませんからね。だからぶりっ子封印なんですが、となると田中の魅力は何なのかという問題になる。さして話が上手いわけでも、ウイットに富んだコメントが出来るわけでもない。しかも、もともとのぶりっ子キャラのイメージがあって女性ウケが悪い。でも、フジとしては押し付けられるわけですから、上層部は頭を抱えてますよ」と同関係者。
目標が高すぎる気がしないでもないが、強いバックボーンが威力を発揮しているうちに、しっかりとした地位を築かなければ立場は危うくなるはずだ。