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新日本プロレス 天山広吉&飯塚高史が友情パワーで王座奪取を予告

 “友情タッグ”の勢いが止まらない。新日本プロレス16日の埼玉大会で次期IWGPヘビー級タッグ選手権の前哨戦が行われ、“友情タッグ”天山広吉&飯塚高史が快勝。ドヒール王者チーム真壁刀義&矢野通らを友情パワーで蹴散らし、王座奪取を宣言した。

 今シリーズ最終戦となる27日の大阪大会でIWGPヘビー級タッグに挑戦する天山と飯塚。この日は天山がGBHから離れて初めて本隊の金本浩二&田口隆祐と組み、現王者の真壁&矢野に邪道&外道を加えたGBH軍と激突した。
 GBHから裏切り者として執ように集中砲火を浴びた天山だったが、本隊の友情が窮地を救った。場外乱闘でGBHのセコンド介入により数的に不利な闘い余儀なくされ、イスや木づちの凶器攻撃で公開処刑されかけたが、飯塚が身をていしてのカット。さらには金本までもが体を張って天山をアシストした。
 その光景に「友情最高や!」と天山が奮起する。まずは憎き真壁と矢野に自慢の石頭で強烈な頭突き。2人をあれよあれよとリング外まで吹っ飛ばすと最後は12分33秒、邪道をTTDからのアナコンダバイスで仕留めてみせた。
 試合後は金本から「天山、友情体感できてうれしかったよ」と語りかけられ、天山は「きょうは新しい友情が生まれた」とご満悦。さらに「このまま友情の輪をもっと広げる。そして大阪ではIWGPタッグ取ったるしね」と続け、もはやベルト奪取したかのような口ぶりだ。
 現王者チームを全く寄せ付けない勢いの友情タッグ。そのコンビ愛に目覚めて完全に息を吹き返した天山は「大阪で友情タッグを大成功に導けば、それこそ世界のみんなにも友情が芽生えて最高にハッピーな世の中になるんちゃうか」とスケールの大きい“友情ロマン”を語っていた。

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