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波紋呼ぶのは必至! 原監督がセ・リーグ2冠王のヤクルト・畠山を球宴に選出せず

 これは、ちょっとした遺恨を生みそうだ。

 巨人・原辰徳監督が「マツダオールスターゲーム2015(第1戦=7月17日・東京ドーム、第2戦=同18日・マツダスタジアム広島)」の監督推薦において、セ・リーグ打撃部門で2冠王の畠山和洋内野手(ヤクルト=一塁手)を選出しなかったのだ。

 NPBは7月2日、オールスター戦の監督推薦選手を発表したが、そのなかに、19本塁打、57打点で両部門の2冠王である畠山の名がなかったのだから驚きだ。

 昨年、監督推薦発表時にリーグの首位打者だったエクトル・ルナ内野手(中日)が選ばれない波乱があった。これは、ファン投票、選手間投票の時点で外国人枠がいっぱいになったためで、やむを得ない事態だったが、今回は事情が違う。

 畠山は同2日現在、トップを走る本塁打、打点のみならず、打率も.280(リーグ11位)で文句なしの成績を残している。ファン投票は新井貴浩内野手(広島)に次いで2位、選手間投票でもホセ・ロペス内野手(DeNA)に次ぎ2位だった。

 当然、監督推薦で選ばれるものと思われたが、まさかの落選に畠山は「1度も出たことがない人なら出てみたいと思うだろうけど、僕は2度(11、12年)出ているから」と感情を押し殺した。ヤクルト・真中満監督は「残念だけど仕方ない。試合に出続けているから、ゆっくり休んでもらえれば」と大人の対応をしたが、両者ともに内心では怒り心頭であるのは間違いない。

 原監督はヤクルトからは、抑えのトニー・バーネット投手、中村悠平捕手、山田哲人内野手(二塁手)を選出し、帳尻を合わせた。

 畠山が選ばれなかった要因は、ポジションの重複問題とされている。一塁手は新井、ロペスがいる上、捕手の選手間投票で選出された阿部慎之助捕手(巨人)を、原監督が一塁手で起用したいためだ。他のポジションとの兼ね合いを考えると、一塁手を4人も入れるわけにはいかないわけだ。

 その一方、原監督は監督推薦で自軍の足のスペシャリスト・鈴木尚広外野手を選出する仰天行動に出た。鈴木の今季成績(同2日現在)は、31試合出場、9打数3安打1本塁打3打点6盗塁、打率.333。原監督は「(全セの)監督という立場でなくても、我が軍で推薦できる選手ではナンバー1」と話した。

 某スポーツ紙の野球担当・A記者によると、「原監督が鈴木を選ぶのではないかというウワサは、監督推薦発表の前に広がっていました。ポジション問題を言うなら、阿部は自軍の選手ですから、オールスターでは我慢してもらって捕手で出ればいいわけですし、指名打者制で使うのもいいでしょう。畠山が外野もできることはファンでも知っていることで、一塁ではなく、外野で使えばいいのです。ポジションのバランスは、鈴木を選びたいがための口実にしか聞こえません」と語る。

 オールスター戦は選手のためでもあるが、ファンのためのものでもある。チケット代を払うのはファンだ。2冠王・畠山の選考漏れには、ヤクルトファンのみならず、野球ファン全体が首を傾げるだろう。畠山の豪快なバッティングを、オールスター戦で見たかったファンは多いはずだ。

 同7日から、東京ドームで巨人対ヤクルトの2連戦が行われるが、このカードが“遺恨試合”となる様相を呈してきた。

(落合一郎)

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