連載ではあくまで一般論として語っているものの、一部ファンからは「SMAPの解散に言及しているのではないか?」との見方も浮上。さらに週刊誌『女性セブン』(9月29日発売)の取材では、昨今の解散報道を伝えるメディアに対し「俺は解散強硬派じゃないのになぁ」と、本音をつぶやいていたとも報じられた。
これらの報道が事実であれば、自身の曖昧な態度が、解散を後押ししてしまったと後悔している可能性が高く、落ち込む草なぎは、休みの日も家に閉じこもっているはず。そこで我々が動き出すタイミングとして適切なのは、ハロウィンである。なぜならハロウィンだけは、他人の家に訪問することが許されており、仮装をした状態で「トリックオアトリート!」と玄関で叫べば、訪問された側は、お菓子を渡すしかない。なのでハロウィン当日は、仮装姿で草なぎの自宅に訪問し、お菓子を貰ったら、お返しにゼリーをプレゼントしよう。
そしてそこから一旦離れ、彼がゼリーを食べてくれるのをひたすら待つのみ。ここで重要なのがプレゼントするゼリーは、ただのゼリーではなく、中身がお酒のテキーラボールを用意すること。これは見た目が可愛く、味に関しても食べやすいため、最近は居酒屋などのメニューで女性からも人気急上昇のスイーツである。とはいえアルコール度数は高いので、これを自宅で食べた草なぎは、瞬く間に酔いが回って服を脱ぎ出すだろう。
あとは草なぎ宅の窓の前にベトナム人を立たせておくだけ。なぜかというと、草なぎの親友である香取慎吾は1996年、名作ドラマ『ドク』の中でベトナム人を演じ、ドラマアカデミー賞・主演男優賞を受賞するなど絶大な評価を得た。そのため、世間ではベトナム人=香取という図式が記憶に強く埋め込まれていることで、草なぎもまた窓の外に立っているベトナム人を見た瞬間、「シンゴーーーー! シンゴーーーー!」と絶叫しながら全裸で窓ガラスを割って突破。
すると草なぎはガラスの破片で血だらけになってしまうので、包帯でぐるぐる巻きにしてあげれば、これはどこからどう見てもミイラ男。あとはそのまま腕を引っ張って渋谷に繰り出せば、最高のお忍びハロウィンデートを2人で楽しむことができるだろう。
文・篠田エレナ
母子家庭で育ち、貧困時代は、使用済み衣類をインターネットで売買しながら生活する。それからセクシーキャバクラ嬢に転身し、ナンバー1の地位に登りつめるも、客から乳頭をかじられ負傷したため業界を引退。その後は日本人を代表して、女性の痛みや苦しみを伝えるべく、意識高い系ノンフィクションライターとして活躍している。