常識破りのスパイアクションとして人気を博した前作の、ファン待望の第2弾として公開された本作。主要キャストのコリン・ファースは、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、英国俳優の人気をけん引している大物俳優だ。コリン演じるハリーは前作で死んだはずだが、予想外の展開で帰ってきた。英国のスパイ集団に加え、今作はアメリカのスパイ機関から新キャラも登場し、ストーリー、アクション、小道具、コスチュームなど細部にわたる“濃厚”感が、映画ファンの心を鷲掴みにした。
コリンはこの作品に対する思い入れが強く、再び撮影に参加できた喜びを、次のように語っている。
「前作を撮影している間は絶対に(戻って)来ないと言ってる人が多かったね。だけど僕は、自分は続編にも出なければならないと疑いもせず思い込んでいたんだ。
なぜ僕なしで作るなんてことが可能なんだ?という。でも他の誰かも僕を戻した方がいいと考えてくれなければ、自分でそう思ってるだけじゃ僕が救われることはなかったと思う。そもそも自分が死ぬという事実を受け入れられなかった部分もあるだろうな。」
キャストの素晴らしさももちろん、その小道具のこだわりにも注目が集まっている。SNSでも、「小道具の美術集が欲しい」「凝りすぎ」「濃密で超クール」「中二(病)心をくすぐってくる」など、小道具自体にもファンがついているといっても過言ではないだろう。
そして本日、リアルライブ独占先行公開で、プロップ(小道具)の画像を入手した。今回解禁されたプロップ写真は、アメリカのスパイ機関ステイツマンの野球バット型地雷処理機とステイツマン製のスキットル、そしてホルスター。
どちらも興味深いのはプロップにもアメリカ文化が反映されており、野球大国アメリカや世界5大ウィスキーのひとつであるアメリカンウィスキーを象徴としたプロップだ。ホルスターにもしっかりとステイツマン印が刻印されており、細部にまでわたってこだわりぬいているのが分かる。
本日より開始となるデジタル配信で、小道具に注目して観るのも新しい楽しみ方だろう。