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いったい何のために? 都立光が丘公園公衆トイレの便器84個壊される

 いったい、誰が何の目的で、こんなバカなことをしたのだろうか?

 都立光が丘公園(東京都練馬区)で、公衆トイレの便器計84個が何者かに壊されていたことが分かった。公園管理事務所が警視庁光が丘署に被害届を出し、同署では同一犯による器物損壊事件とみて捜査している。

 公園を管理する都公園協会などによると、壊されたのは3月24日、同30日、4月1日の計3回。3月24日に6カ所のトイレで便器21個、同30日に2カ所で8個、4月1日に7カ所で55個が壊されていた。公園利用者や清掃員が見つけた。公園内には11カ所の公衆トイレがあるが、このうち、壊されたのは10カ所。大半が男性用で、なかには修理後に再び壊されたものもあった。

 いずれも、便器の底の部分や側面が鈍器のようなものでたたき割られ、水飲み場やトイレの洗面台も一部が壊されていた。公園は24時間、立ち入り可能であるため、同署では夜間に何者かが侵入して、トイレを壊したとみている。

 現在も約50個の便器が使えない状態で、利用者に配慮し、公園では急きょ仮設トイレ30個を設置した。

 この公園は桜並木が美しく、花見の時期と重なっているため、公園側は不届き者の犯行に憤慨しているという。
(蔵元英二)

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