撮影が行われた大阪のランドマーク「あべのハルカス」では、鏡割りが行われ、多くのメディアでもその様子は伝えられた。ある芸能関係者は「この鏡割りなんですが、実はこの現場にはスポーツ紙やワイドショーなど、日本メディアは一切、入れなかったんです。入れたのは中国と香港のマスコミだけで、日本のマスコミへは後日、資料が渡される形だったんです」。
そもそもこの映画は香港の映画会社が出資したもの。前出の関係者は「会見そのものも中国側が全面的に仕切る形で行われたんです。そのため、福山の事務所も手出しが出来ないので、日本のマスコミを入れられなかったと説明しているんですが、いくら香港の会社が出資したって、主演です。宣伝のために日本のマスコミを呼んでもおかしくない。だけど、呼ばなかった背景には福山の周辺スタッフが日本のマスコミを怖がっている節があるんです」という。
最近の福山は話題が多かった。主演した月9ドラマが大コケしたことや、自宅マンションにコンシェルジュが侵入したことなど、世間を騒がす出来事が続いた。「会見に日本メディアを呼んだところで、ドラマの爆死については聞かれないでしょうが、自宅侵入事件の件は聞かれてもおかしくないんです。この事件で福山は被害者なんですが、事務所全体でかなりナーバスな案件にもなっている。福山本人は『福山のファンってみんなこうなんだって思われるのが一番いや』とラジオで答えていましたが、ファンとの関係性を異常と思われるくらい気にしている。会見に日本のマスコミを呼べば、この話をしなくても、書かれることはある。だけど、呼ばずに資料を渡すだけなら、書き様がないですからね」と同関係者。
余計なことは聞かれたくないという福山サイドの思惑がこうしているのだろうが、日本のマスコミとのこの関係は当面続くかもしれない。