準決勝でディック東郷を破って初出場ながら決勝に駒を進めた田中は、日高郁人を破った望月と決勝で激突。望月の鋭い蹴りを警戒して徹底した左足攻めを見せた田中だったが、15分過ぎに真・最強ハイキックを立て続けに食らいピンチに。それでも最後はハイキックを交わすと、ローリングエルボーからスライディングDで3カウントを奪取。火祭り覇者が天下一ジュニア制覇という前人未到の偉業を達成した。
試合後の田中は「ドラゴンゲートと触れられたのは大きかった」と他団体の参戦に刺激を受けた様子で「僕を必要としているのであればメジャー、インディー関係なく上がりたい」とアピールし「オファーがあればWWE、TNA、ROHも上がってみたい」と世界各国を視野に入れた他団体出撃を切望した。
さらに田中は「ヘビーもジュニアもそんなの関係ない」とし「状況を見てどっちでいくか判断する」。ゼロワンのジュニア、ヘビー2階級の祭典を制した男は、スイッチレスラーとなって二刀流を世界各国で振りかざすつもりでいる。