女性は運転中にも関わらず、元旦那に助手席側からハンドルを握ってもらい、その間ビキニラインの陰毛を剃りながら走行していたということだ。同隊員はまた自分の目で見ない限り、到底信じられないようなクレイジーなドライバーたちを何人も見てきたということだが、「10年前にも、今回の事故とちょうど同じ場所で停車させた男性ドライバーは腕に3〜4本の注射器を突き刺していた」らしいが、今回の珍事件以上に今のところ勝るものなし、ということだ。
今回の事故は、女性が運転する95年型サンダーバードが、右折のために減速した前を走行中の2006年型シボレートラックの後ろから45マイル(72キロ)のスピードで突っ込んだ。事故後には、女性はさも自分が運転していなかったように、助手席に座っていた元旦那を運転席に座らせたというから悪質だ。現場に駆けつけたハイウェイパトロール隊員は、事故後に運転席に座っていた元旦那の胸にエアバッグが開いたときに出来た火傷があることに気付き、今回の顛末が明らかになった。なぜなら、運転席のエアバッグは開いていなかったからだ。
またこの女性は今回の事故の1日前に、酒気帯び運転のために9か月の執行猶予という有罪判決を受けたばかりで、運転は禁止されていたという。
「まったく信じられない。このような事件はここキーズ(フロリダ)だけで起こってくれるように、と思い始めている」と同隊員が嘆いた。陰毛剃っても、道は逸れるな。