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不祥事続きのJR北海道 今度は喫煙しながら列車を運転

 不祥事が相次ぐJR北海道で、またまたトラブルが起きた。今度は運転士が列車を運転中に、たばこを吸っていたというのだ。

 札幌運転所に所属する男性運転士(36)が7月6日、東室蘭〜札幌間を走る「特急すずらん1号」(5両編成)で、喫煙しながら乗務していたことが分かった。当然のことながら、同社では乗務中の喫煙を内規で禁止している。

 同社によると、外部から「6日午前7時20分頃に、運転士が運転席でたばこを吸っていた」との指摘があったため、調査したところ、運転士は東室蘭駅で出発前の回送待ちの際に1本、室蘭線の鷲別〜幌別間の乗務中に1本喫煙していたことを認めた。同乗していた車掌も目撃していた。

 この運転士が日常的に乗務中に喫煙していたかどうかは今後調べるが、同社では厳しく処分する方針だ。

 同社では「安全運行上問題はないが、お客様に迷惑をかけて申し訳ない。社員への指導、教育がいまだに行き届いていないことを厳粛に受け止めている」とコメントしたが、「安全運行上問題ない」とはとんでもない話。運転士は乗客の命を預かっているのだ。“ながら運転”など、危なくてしようがない。

 06年から、同社では全列車を全面禁煙にしており、当該列車も、もちろん車内は禁煙だ。さらに、道内の51駅では8月30日より、分煙設備のある主要駅を除き、喫煙所を撤廃し、駅構内を全面喫煙にすることを発表したばかり。

 利用客に対しては、全面禁煙を強いておきながら、運転士が列車を運転中にたばこを吸っていたのでは、お話にならない。
(蔵元英二)

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