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亡くなっても周囲が騒がしい高倉健さん

 昨年11月に亡くなった国民的俳優の高倉健さんだが、昨年12月に発売された高倉さんの写真集「映画俳優 高倉健 その素顔」(音羽出版)に無断使用された写真が12枚あることを一部全国紙が報じた。

 記事によると、写真集は、写真家・遠藤努(現在は功成)さんが撮りためた写真の中から約130枚を選び、昨年12月に発売。この写真の中に、別の写真家の石黒健治さんが撮影したものが12枚入っていたという。

 石黒さんは2月に、この本で無断使用された写真を含む「石黒健治写真集『健さん』」(彩流社)を発売。そのため石黒さん側は、音羽出版に損害金の支払いなどを求め、音羽出版は無断使用を認め、増刷分から石黒さんが撮影した写真を削除したというのだ。

 「音羽出版の写真集をめぐっては、健さんの所属事務所が昨年末、事務所と相続人の承諾がないまま故人の写真集を刊行したとして抗議する声明を出し、出版差し止めなどを求める仮処分申請も行うことを表明した。とはいえ、写真の著作権はカメラマンにあることから、事務所側の言い分は認められないと思われる」(出版関係者)

 高倉さんといえば、長年、身の回りの世話をしていた元女優の50代の女性を一昨年5月に養子縁組し、養女にしていたことが一部の報道で発覚したが、この養女がなかなかのやり手のようだ。

 「養女は高倉さんが亡くなるや、いきなり所属事務所の唯一の社員を解雇してしまった。その後、様々な映画関係の『特別賞』や『功労賞』の話が来てもほとんど断ってしまった。にもかかわらず、遺産相続や、映像の使用権など金の管理は抜かりなく行っているため、自分以外が高倉さんの利権を得ることを良しとしていない。今後もトラブルが起こりそうな気配」(映画関係者)

 天国の高倉さんはどんな思いで騒動を眺めているのだろうか。

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