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桜花賞(JpnI、阪神芝1600メートル、12日)丹下日出夫の虎の巻 ブエナビスタで頭は鉄板 焦点は2着争い

 桜花賞を前にした1週前の水曜日(1日)。栗東DWの幅を目いっぱいに使った松田博厩舎独特の追い切りで、ブエナビスタはラスト1Fを11秒4をマーク。抜群の切れ味を誇示し、いざ本番を迎えようとしている。

 “女ディープインパクト”にも例えられるブエナビスタに、もし死角があるとすれば、3歳牝馬にとっては不安定な春シーズン…発情(フケ)をはじめとする体調維持に課題も考えられたが、どうやらその心配も皆無といっていい。
 もとより、新馬戦では3着に敗れたものの、絶対的能力の証明である「推定10秒8前後の超ハイラップ」を含む、上がり3F33秒5を計時。その瞬発力と破壊力を証明する形で、阪神JF→チューリップ賞を楽勝してみせた。
 なんて、前回のチューリップ賞は、スローの上がり勝負。直線を向き、4〜5馬身前を行くサクラミモザとの距離に、「一瞬焦ってしまった」と、さすがのアンカツも苦笑い。ただ、前回は、あくまでトライアル。ポンとスタートを切ったにもかかわらず、シンガリまで下げたのは、外を回っても勝てる…本番前に、もう一度使える脚を確認すると同時に、アクシデントに巻き込まれることのないよう、安全策が第一だったのかもしれない。

 「桜花賞も、普通に後ろから行って、大外を回ってきてくれればそれでいい」なんて、達観したかのような陣営のコメントも耳に届いているが、さすがに本番ともなると、これまでのような悠長な競馬はしてこない。4コーナー先頭も辞さない、力技で押し切る作戦をとってくる可能性も捨て切れない。
 同馬が力任せに直線先頭の積極策を選ぶようなら、確たる持ち時計のない一本調子のスピードタイプの逃げ・先行馬は、ゴッソリと排除。最後に2着争いに加わってくるのは、直線に「坂」のあるコースや、マイル以上の距離に良績のあるタフな底力型ということになる。
 まず考えられのは、阪神JF2着を含め、<2300>のパーフェクト連対を誇るダノンベルベールの実績と地力だろうか。
 ただ、前走のクイーンCはデビュー以来、2番目に軽い452キロでの出走。となると、これ以上の上積みは期待できそうにない。他馬にも付け入る余地は十分あるはずだ。もっとも、ブエナが突出した桜花賞。連下は力量拮抗、2番手以下の序列は大胆に組み上げた方が面白い。

 対抗の1番手にはレッドディザイアを抜擢。新馬勝ちは、牡馬混合の芝1800メートルを上がり3F34秒2で快勝。次走のエルフィンSも、メンバー中最速の同34秒2の末脚を駆使した。そのポテンシャルと将来性を買って、第2の馬の筆頭として注目したい。
 ほかでは、アネモネSをパワフルな差し脚で突破してきたツーデイズノーチス、この中間、栗東坂路で800メートル49秒台とハードに攻めてきたジェルミナル、フィリーズレビューの芝1400メートル1分22秒4が光るワンカラットが銀メダル候補。また、道悪限定でアイアムカミノマゴの一発にも注意したい。

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