アイビスSDは9着に終わったが、外枠の馬が上位を独占した競馬で、枠順の有利不利が大きかった。出遅れも響いただけに、度外視して大丈夫だ。能力のほどは昇級戦のバーデンバーデンCを早め先頭で押し切った内容が示す通り。得意の小回り平坦の6Fなら、GIIIを勝つだけの力は十分持っている。
デキの良さも強調材料。今週の追い切りでは栗東Bコースで5F64秒3→49秒8→36秒7→11秒5の好タイムを馬なりでマークした。馬体、毛ヅヤの良さともに目立っており、今季一番といっていい状態に仕上がっている。
鞍上は落馬負傷が癒え、今週から復帰する若手のホープ・浜中騎手。コンビで挙げた3勝はすべて小倉と、手の内に入れているのも心強い。