みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
先週の阪神JFは1勝馬が1、2着。一躍、来年のクラシック候補にのし上がった形ですが、実は優勝したトールポピーから15着まで1秒2差。私の本命のエイシンパンサーが、何と逃げる形。極上の馬場で17番枠。大外を回り追い込む競馬でロスするよりは、先に行こうと考えた岩田騎手ならではの見方だったのでしょう。
それにしても半マイルが46秒2で5F通過が58秒1は速すぎました。それゆえラスト1Fが12秒7も要しているのです。明らかに差し、追い込み馬の舞台。上位3頭はいずれも後方からで展開が味方。来年の牝馬クラシック戦線は大混戦の予感です。15着エイシンパンサーにも桜花賞のチャンスは十分だと思います。
さて、9日は2歳牡馬陣が顔を合わせる朝日杯FS。キャリアが浅く、信頼性は乏しいのですが、最大のキーポイントは中山コースのマイル戦という特殊性にあります。開幕1、2週で多頭数の場合、明らかに外枠は不利です。過去10年を振り返っても、最外枠の連対はゼロ。3着すらありません。ほとんどが中枠から内枠。この状況は今年も生きているはずです。
ということを踏まえて 狙いはゴスホークケン。2走前のデビュー戦が圧巻。余力を残して2馬身半差の横綱相撲。しかもマイル1分34秒9、ラスト3F34秒8は文句なしにGI級のレベルです。
前走の東スポ杯4着は抜群の手応えで後続を待ちながら、並んでヨーイドンで遅れたもの。これはキャリア2戦目の悲しさでしょう。と同時に新馬でビッシリ追わずに勝ったことによる馬自身の勝負に対する執着心の薄さ。馬体が12kg増だったことも影響した印象。それでも1分47秒9は秀逸です。
今回は前走とは一変した調教。しかも中山マイル戦の1番枠。抽選で出走を得たラッキーさにドーンと乗せてもらいます。