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アンタレスS 桜花賞男・小牧がまたも波乱を演出 ワンダースピードが優勝

 「第13回アンタレスS」(GIII ダ1800m)は27日、京都競馬場で行われ、7番人気の伏兵ワンダースピード(牡6歳、栗東・羽月厩舎)が好位追走から粘るフィフティーワナーをラスト100mで捕らえて優勝。初の重賞制覇を飾った。勝ち時計は1分50秒5(良)。逃げた1番人気のフィフティーワナーはゴール前で相次いで差され、4着に終わった。

 好発を切ったワンダースピードは逃げるフィフティーワナーを目標に、2、3番手で大名マーク。直線に入ると、追い出しを待つだけ待って、計ったように前を捕えてみせた。桜花賞を制して乗っている男・小牧騎手がここでも魅せてくれた。
 「きょうはスタートが良かったが、先頭に立つならゆっくりと考えていたので、あの位置になった」とジョッキー。「最後に抜け出してからはソラを使っていたけど、この馬は強いよ。実は以前からGIを狙いたいと密かに思っていただけにうれしい」と喜びを爆発させた。
 この後、中央ではダートのビックレースはなく、当面の目標は「帝王賞」(JpnI 大井2000m 6月25日)になる見込みだ。

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