好発を切ったワンダースピードは逃げるフィフティーワナーを目標に、2、3番手で大名マーク。直線に入ると、追い出しを待つだけ待って、計ったように前を捕えてみせた。桜花賞を制して乗っている男・小牧騎手がここでも魅せてくれた。
「きょうはスタートが良かったが、先頭に立つならゆっくりと考えていたので、あの位置になった」とジョッキー。「最後に抜け出してからはソラを使っていたけど、この馬は強いよ。実は以前からGIを狙いたいと密かに思っていただけにうれしい」と喜びを爆発させた。
この後、中央ではダートのビックレースはなく、当面の目標は「帝王賞」(JpnI 大井2000m 6月25日)になる見込みだ。