そのサップが因縁の鈴川と激突することが決定した。試合が行なわれるのは鈴川のホームリングであるIGFマットで、2・5福岡国際センター大会。
当初、鈴川は同大会でキンボ・スライスと2億円ベルト争奪トーナメント1回戦で対戦予定であったが、キンボが練習中に右拳を負傷し欠場が決定。代替カードとして、鈴川VSサップが急きょ決まった。この1戦は特別試合で、鈴川の同トーナメント1回戦は次大会以降に延期される。
リアルライブでは1月2日付けの記事で、IGFマットで鈴川VSサップが実現する可能性があると報じたが、事件からわずか約1カ月で遺恨マッチ実現と相なった。
FEG側はサップの敵前逃亡に関し、「戦意喪失」として、多くは語らなかった。その理由に関し、「サップは鈴川戦はプロレスルールだといわれて試合をOKした。直前になって、格闘技ルールだと聞かされて異議を申し立てたが、FEG側が受け入れずボイコットした」(某ベテラン格闘技ライター)とも言われている。
今回の試合はIGFルールに基づくプロレスマッチ。リングもFEG主催興行ではなくIGF。これなら、サップも問題なしと判断したのだろう。
決戦に向け、鈴川は「サップと(大みそかに)やるはずだったので、まだ年を越せてないんです。不戦勝という形で勝ちをもらってますけど、やっぱりリングの上で、お客さんが見てる前でしっかり白黒つけたい。サップが2度と目の前に来れないように、しっかり倒したい」と意欲を見せた。
(ジャーナリスト/落合一郎)
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