福島は「自宅での手塚治虫」「サーファー姿のTOKIO・山口達也」などのマニアックものまねで知られ、最近では船越ネタでプチブレイク中だ。“本家”よりも、ものまねタレントの芸の方が有名になってしまうパターンは少なからずある。
「歌手の美川憲一と言えば今ではご意見番タレントとして誰もが知っていますが、再ブレイクのきっかけとなったのはコロッケのものまねでした。美川は歌手として低迷期にあったため、コロッケには感謝しているようですね。近ごろ、フジテレビの山崎夕貴アナウンサーとの結婚を発表したおばたのお兄さんは小栗旬のものまねでブレイクしました。今では、おばたの方が露出は多い。小栗の方が引っ張られているとも言えるかもしれません」(放送作家)
さらには、あのシブいものまねも本人に影響を与えたと言われる。
「お笑い芸人の末吉くんは『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の『細かすぎて伝わらないものまね選手権』で、ベテラン俳優の平泉成のものまねでブレイクしました。知る人ぞ知る存在だった平泉の知名度が上昇し、さらに平泉が『末吉くんの声に寄せてきているのでは』とみる声もありますね」(前出・同)
もともと船越は『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)へ出演するなど、バラエティ番組にも対応できる人物である。さらに松居一代との離婚騒動でイメージが落ち込んでいるだけに、福島の活躍を歓迎しているだろう。ものまね芸人と、ものまねされる本人は“持ちつ持たれつの関係”にあるとも言えるかもしれない。