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マーメイドS 復調急コスモマーベラスが待望の重賞奪取へ

 絶好のチャンスだ。「第12回マーメイドS」(GIII 芝2000m 17日)の追い切りが行われ、コスモマーベラスが好気配を示した。前走のヴィクトリアマイルは15着に大敗したが、熱発の影響が尾を引いたもの。きっちり立て直した今回は本来の地力を発揮できそうだ。愛知杯2着など実績は十分。重賞初制覇が見えてきた。
 GIのヴィクトリアマイルは15着に大敗したコスモマーベラス。すっと好位に取りついたが、そこからがさっぱり。4着に健闘した昨年とは大きく違った。だが、それは力負けではなく、はっきりした敗因があったという。中村師はこう振り返った。
 「疲れがあったのかもしれないね。前々走の福島牝馬Sが熱発明け。その影響が抜け切らないうちに、中2週でびっしりケイコをやりすぎた。あれだけ伸びなかったのは過去一度もなかったから」
 その反省をもとに、この中間はじっくりと調整を進めた。「余裕を持たせて緩めの調教を心がけてきた」。それでも栗東坂路の動きは際立っている。5月31日には800m56秒0→12秒7。6日にも52秒8→12秒3をマークした。牝馬でもカイバをしっかり食べるから攻められる。栗色の馬体は初夏の日差しを鋭く照り返している。
 「調子さえ取り戻せばこのメンバーならね」と中村師は言った。牝馬同士のGIII、同じ条件だった愛知杯は、桜花賞2着など格上的存在だったアドマイヤキッスにこそ敗れたが、2着を確保。「手ごわいのはサンレイジャスパーぐらい。僕自身もこれぐらいの仕上がりならと、自信を持っている」と続けた。
 ハンデ56kgも地力を評価されたからこそ。強い相手にもまれた経験が生きそうだ。

 【最終追いVTR】前走のヴィクトリアマイルは直前のケイコをやりすぎたのが敗因。それを考慮して今回は馬なりで軽く流された。それでも楽々と52秒3をマークしたようにデキは文句なしだ。

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