神尾葉子の同名漫画を原作とした本作。かつて大ヒットを収めたドラマ『花より男子』(TBS系)の続編としても話題になり、ドラマ開始前から原作ファンや『花より男子』シリーズファンの間でも注目を集めていた。しかし、放送開始直後こそ原作に沿ったストーリーが展開されていたものの、第5話辺りから徐々に原作から離れたストーリーに。原作ファンを中心に視聴者の間では不信感も生まれる事態ともなり、脚本家のツイッターが炎上するなどしていた。
そんな中放送された最終話では、主人公の音(杉咲花)を巡って、音に想いを寄せる晴(平野紫耀)と音の婚約者・天馬(中川大志)が武道三番勝負で対決することに。開始前は天馬の圧勝かと思われたものの、さまざまな要因が重なり、結果的に晴が勝利した。その後、音は2人の思い出の場所で音を待つ晴の元に向かったのだが、その途中、「あの日アイツと出会って世界が動き出した」と2人が言ったあと、回想シーンがスタート。第1話からの思い出のシーンなどが流れたのだが、その後は「アイツとしたいことがたくさんある」として妄想シーンも流れ、最後は「アイツに会ったら言おう。大好きだって」というセリフのあと、「それから」を連呼。結局、音と晴が会うことのないまま、ドラマは終了した。
しかし、このラストに視聴者からの不満は爆発。公式ツイッターアカウントに「終わり方が残念過ぎてロスにもなれません」「晴は音の気持ちを知らずに終わりましたよね?ちゃんと音の気持ちが伝わっての晴の反応が見たかった」「最初は面白かったのに最終回が残念過ぎた」といった声が寄せられているほか、脚本を務めた吉田恵里香氏のツイッターアカウントの元にも「それから、それからの終わり方ってどうなんですか?世にも奇妙な物語かと思いました」「主人公が相手に思いを告げるシーンが一切無いなんて、恋愛ドラマって言えるのか?本当しょーもない」といった声が殺到しており、炎上騒ぎにまで発展している。
一方で、この中途半端な終わり方が、続編への伏線ではとの見方もある。続編があるならば、今度こそ視聴者を納得させてくれるのだろうか。ぜひ期待したい。