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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(6/7東京・6/7阪神)

 今週からいよいよ2012年生まれの2歳馬たちが、来年のオークス、ダービー、NHKマイルCを目指し、各地でデビューを迎える。昨年当コラムでピックアップしたワンアンドオンリーが第81回日本ダービーを制し、ミッキーアイルがNHKマイルCと、GI馬2頭を筆頭にオークス3着馬・バウンスシャッセや皐月賞3着馬・ウインフルブルームを取り上げることが出来た。今年も2011年産同様、GI馬をピックアップ出来ればと思う。

 今年最初の注目馬は、6月7日(土)東京5R芝1400m戦に出走予定のリミットブレイク。馬名の由来は「限界突破」。牡、鹿毛、2012年2月15日生。美浦・尾関知人厩舎。父サクラバクシンオー、母マザーウェル、母父シンボリクリスエス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はシルク。愛馬会法人・シルクホースクラブの募集馬で総額2000万円。祖母は93年マイルCS(GI)を制したシンコウラブリイ。近親には09年新潟2歳S(GIII)や10年関東オークス(JpnII)を制したシンメイフジ(父フジキセキ)、01年セントライト記念(GII)や04年目黒記念(GII)で2着し、全4勝したトレジャー(父ブライアンズタイム)がいる。馬体を見るとまず目がいくのが父サクラバクシンオー産駒らしい巨大なトモ。巨大なだけではなく良質な筋肉を備えており、ヨロにもしっかりと筋肉が付いている。前駆もトモに劣らないしっかりとした造りで、肩から胸前にかけての筋肉は2歳馬離れしたものがある。繋ぎは短いという感じでもなく、全体の造りからある程度距離は持ちそうで、1800mくらいまでこなせそうだ。なお、鞍上には北村宏司騎手を予定している。

 所変わって阪神デビューの注目馬は、6月7日(土)阪神5R芝1600m戦もしくは、8日(日)第5R芝1400m戦に出走予定のマイネルシアトル。馬名の由来は「冠名+母名の一部」。牡、芦毛、2012年3月5日生。栗東・中村均厩舎。父アドマイヤムーン、母スリーピングインシアトル、母父Seattle Slew。生産は浦河町・笹地牧場、馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアン。愛馬会法人・ラフィアンターフマンクラブの募集馬で総額2400万円。半姉には10年フィリーズレビュー(GII)を制したサウンドバリアーがいる。父アドマイヤムーン産駒の活躍馬には、ハクサンムーンやアルキメデスを筆頭に1200m〜1600mを得意とする馬が多いが、本馬も例に洩れず、背中が短く短距離(1200m〜1600m)を主戦場にするタイプ。現時点では小柄でまだトモに頼りなさを感じるが、形は良くこれから使われて身が入ってくれば、見栄えのするトモになるだろう。走らせると軽い走りをしており、アドマイヤムーン産駒特有のキレを活かした競馬が合いそうだ。なお、鞍上には川須栄彦騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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