明大生・松本は陸上部長距離ブロックに所属するハンサム・韋駄天。1年次からエースで1年と3年次には『箱根駅伝』のメンバーにも登録された逸材なのだ(1年次は最終的に補欠)。最終学年である今年度は「エースで主将」という“責任ある立場”であった訳だが、昨年夏頃に一戸と交際。“責任ある立場を放棄”して恋愛に“突っ走って”しまった。
ところが、これがとんだ食わせ者であったという。事情に詳しい陸上関係者が語る。
「一戸は陸上競技の経験も無いのにプロフィールには“趣味・陸上観戦”と明記している。まあ、昨今の異常とも思えるランニング人気を考えると一戸みたいなタレントが出て来てもおかしくないですが、どうであれ“俄(にわ)かファン”。箱根駅伝の注目選手に接近することで、自身の地位向上を画策しても不思議ではない」
確かにここ数年のランニングと箱根駅伝人気は凄まじいモノがある。しかも箱根の選手に至っては、東洋大の柏原竜二を例に挙げるまでもなく「顔の良し悪しは関係なく」ヒーローなのだ。
そういった状況であるため、松本のような「イケメンエース」は一戸にとって、絶好のターゲット。相手が箱根路を走るとなると、これ以上の“宣伝効果”はないのだ。
「事実、一戸は下心丸出しで松本に接近。昨年夏にプリクラとデジタルカメラで撮影したキス写真が流出したわけですが、これを流す人物は当事者しかいない。交際がバレたら大問題になる松本は秘密にしておきたいでしょうから、彼が流す訳がない。となると、一戸しかいない」と、前出・陸上関係者が推測する。
恐ろしい事に、2人の事がネットに流れたあたりから「一戸は松本との連絡を絶ち切った」(関係者)との情報も…。スキャンダルが浮上した時点で「松本の仕事は終了。お役御免」というわけだ。
「松本は自身が所有しているデジカメで濃厚キスを撮影したのですが撮影後、カメラのSDカードが抜き取られていたのです。2人でいたので、抜き取ったのは一戸しかいない。用意周到な接近だったのです」(前出・陸上関係者)
そればかりではない。驚くべき事に「一戸は松本以外の大学生にも異常接近していた」という情報も関係者間で囁かれている。関係者がいう。
「こちらは箱根の常連校でしたが、予選会で見事に落選。箱根出場にならなかったのです。強(したた)かな一戸はその時点で“この件は無かった”事にしたようで、キレイに抹消したようです」
見事にハメられた松本。今回の不祥事が学校にバレた彼は、学生3大駅伝と言われている「出雲」「全日本」「箱根」の出場を見送り。謹慎という厳しい処分を受けたという。
一方の一戸も松本が不参加という「緊急事態」の煽りを受け(?)今一つ「宣伝効果」は上がっていない。体当たりの演技も虚しく実を結ばなかったといえよう。
松本も一戸も「ひと夏の体験」が辛酸を舐める結果になるとは…。「いい思いをしたのだから、それだけで十分だろう」と思っている輩もいるだろうが、本人たちの心境や如何に。