さて、今週は牡馬クラシック第3弾「第16回ジャパンダートダービー(JpnI)」が大井競馬場でおこなわれます。注目は何と言ってもトーシンブリザード以来(当時は羽田盃、東京王冠賞、東京ダービーで3冠だが、本馬はジャパンダートダービーも制し4冠を達成)13年ぶりの3冠馬の期待がかかるハッピースプリント。それを阻止すべく集まった地方、中央の強豪たちが、夏の夜にどデカイ火花を散らします!
どデカイ火花を散らしながら先頭でゴールを駆け抜けるのはこの馬! 大泉洋ことハッピースプリントです。道営所属から始まった本馬の競走生活。道営所属時代、ダートでは中央交流を含む5戦5勝、初の川崎遠征となった全日本2歳優駿ではJpnI制覇し、それを足がかりに大井へ移籍し2冠達成。大泉洋は北海道で芸能活動をスタートし、テレビドラマ「緊急病棟24時」で全国ネットデビューを果たすと一躍全国区に。それを足がかりに東京での芸能活動を本格化(大泉洋はあくまでも北海道を拠点)させました。そんなところが似ている両者です。前走の東京ダービーは仕上がり途上のデキでありながら、2着馬に0秒8差を付ける圧勝と地方では敵なしを印象付ける一戦となりました。中央の新星たちとの比較は難しいところですが、本馬自身も成長しておりデキは前走以上とくれば、如何に中央馬とてそう易々と勝てるレベルではありません。ここは3冠馬誕生の期待を込めて本命に。
相手筆頭はフィールザスマート。右回りは未勝利勝ちしかなく左回りに比べて成績が落ちますが、それもまだ馬体に実が入ってくる前のもの。2連勝の成績が示す通り、ここ2戦は実が入ってきたため終いの脚に磨きがかかって来ました。特に前走は古馬混合戦の1000万下条件と、相手も揃っていての差し切り勝ちで状態は右肩上がり。今の充実度なら。
ランウェイワルツは、もともとハッピースプリントと同じ道営出身で、ダートで崩れたのは左回りであったヒヤシンスSのみと堅実。地方の深い馬場も道営、園田で経験しており問題なし。対抗にも考えましたが、前走-12kgと減った馬体を回復させるために放牧に出しており、完調とまではいかないデキと見て▲まで。
以下、単騎で逃げれば面白いノースショアビーチ、過去最高のデキで臨むケージーキンカメまで。
◎(9)ハッピースプリント
○(8)フィールドザスマート
▲(4)ランウェイワルツ
△(6)ノースショアビーチ
△(1)ケージーキンカメ
買い目
【馬単】3点
(9)→(8)(4)(6)
【3連単】6点
(9)→(8)(4)→(8)(4)(6)(1)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。