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ハッシーの地方競馬セレクション(6/4)「第60回東京ダービー(SI)」(大井)

 イケメンは強かった! 先週浦和競馬場でおこなわれた「第18回さきたま杯(JpnII)」。本命に推した無冠の天才打者・高橋由伸選手ことセイクリムズンは、好スタートを切ると1番枠を活かして馬なりのまま逃げ馬の後ろに付ける絶好の位置取り。向正面中ほどから動き始めたが、3コーナーで前との差が開いてしまい、4コーナー出口では脚を伸ばすも本来の脚が見られず3着。終始手応えが悪く、むしろよく3着まで来たという印象。勝ったのはマルチに活躍するイケメン・Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔ことノーザンリバー。道中は高橋由伸選手ことセイクリムズンを見ながら進み、4コーナーではもう届かないと思える位置から豪脚を繰り出し、ゴール寸前で捕えるパフォーマンス。いや〜、イケメンはやっぱり強かったですね。御見それしました。

 さて、先日、第81回日本ダービーがワンアンドオンリーの勝利で幕を閉じ、今週はいよいよ南関東3歳馬の頂点を決める「第60回東京ダービー(SI)」が大井競馬場でおこなわれます。近2年は戦国ダービーと言われ、2年連続で1番人気が連を外す結果となりましたが、今年は2歳にしてNRA年度代表馬に輝き、ダート7戦無敗の羽田盃馬1強と言っていい状況。その牙城を崩すべく各々が最高の状態で出走し、頂点を目指す大一番。今年イチ熱い戦いを見逃すな!

 ダービーの栄冠を手にするのはこの馬! 圧倒的な強さで羽田盃を制した大泉洋ことハッピースプリントです。大泉洋がユーモラスなキャラで見る者を魅了すれば、圧倒的な強さで見る者を魅了するハッピースプリント。2歳にしてNRA年度代表馬に輝き、クラシック第一弾羽田盃では、残り50mを流しながら2着馬に5馬身差を付ける圧勝で、これでダートは7戦全勝。今回は距離が2000mに延びますが、1800mだった前走の羽田盃でこれまでの最大着差を付けており、距離延長はむしろ歓迎のクチ。前走後、疲れがなかなか抜けず、仕上げに時間がかかったようであるが、それでも徐々に状態は上がってきており、力は出せる仕上がり。2冠達成の確率は非常に高いと見ます。

 対抗は、優等生な嵐・櫻井翔ことサーモピレー。前々走終了時までは8戦2勝、2着2回3着2回となかなか勝ち切れないところがありましたが、前走はブリンカー効果で最後まで集中して走り、2着馬に0秒8差をつける圧勝。それも逃げて最後は流したにも関わらず、最速の上がりをマークする強い競馬。今回はこれといった逃げ馬もおらず、楽に先手を取れる可能性が高く展開も向きそう。鞍上には過去10年9回の騎乗で4勝を挙げ、ダービーの勝ち方を知っている戸崎騎手とくれば、期待せずにはいられません。

 ▲はドラゴンエアル。終いの脚が堅実な本馬ですが、脚質的に展開に左右されるタイプ。それでも距離延長がプラスに出そうな馬体をしており、昨年の勝ち馬インサイドザパークの再現を狙う。2年連続羽田盃3着馬がダービーを制しており、データも後押し。

 以下、使われつつ力を付けてきた羽田盃2着馬ドバイエキスプレス、7戦4勝2着2回と大井が大得意なスマイルピースまで。

◎(15)ハッピースプリント
○(1)サーモピレー
▲(2)ドラゴンエアル
△(14)ドバイエキスプレス
△(9)スマイルピース

買い目
【馬単】4点
(15)→(1)(2)(14)(9)
【3連単】6点
(15)→(1)(2)→(1)(2)(14)(9)

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。

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