さて、先日、第81回日本ダービーがワンアンドオンリーの勝利で幕を閉じ、今週はいよいよ南関東3歳馬の頂点を決める「第60回東京ダービー(SI)」が大井競馬場でおこなわれます。近2年は戦国ダービーと言われ、2年連続で1番人気が連を外す結果となりましたが、今年は2歳にしてNRA年度代表馬に輝き、ダート7戦無敗の羽田盃馬1強と言っていい状況。その牙城を崩すべく各々が最高の状態で出走し、頂点を目指す大一番。今年イチ熱い戦いを見逃すな!
ダービーの栄冠を手にするのはこの馬! 圧倒的な強さで羽田盃を制した大泉洋ことハッピースプリントです。大泉洋がユーモラスなキャラで見る者を魅了すれば、圧倒的な強さで見る者を魅了するハッピースプリント。2歳にしてNRA年度代表馬に輝き、クラシック第一弾羽田盃では、残り50mを流しながら2着馬に5馬身差を付ける圧勝で、これでダートは7戦全勝。今回は距離が2000mに延びますが、1800mだった前走の羽田盃でこれまでの最大着差を付けており、距離延長はむしろ歓迎のクチ。前走後、疲れがなかなか抜けず、仕上げに時間がかかったようであるが、それでも徐々に状態は上がってきており、力は出せる仕上がり。2冠達成の確率は非常に高いと見ます。
対抗は、優等生な嵐・櫻井翔ことサーモピレー。前々走終了時までは8戦2勝、2着2回3着2回となかなか勝ち切れないところがありましたが、前走はブリンカー効果で最後まで集中して走り、2着馬に0秒8差をつける圧勝。それも逃げて最後は流したにも関わらず、最速の上がりをマークする強い競馬。今回はこれといった逃げ馬もおらず、楽に先手を取れる可能性が高く展開も向きそう。鞍上には過去10年9回の騎乗で4勝を挙げ、ダービーの勝ち方を知っている戸崎騎手とくれば、期待せずにはいられません。
▲はドラゴンエアル。終いの脚が堅実な本馬ですが、脚質的に展開に左右されるタイプ。それでも距離延長がプラスに出そうな馬体をしており、昨年の勝ち馬インサイドザパークの再現を狙う。2年連続羽田盃3着馬がダービーを制しており、データも後押し。
以下、使われつつ力を付けてきた羽田盃2着馬ドバイエキスプレス、7戦4勝2着2回と大井が大得意なスマイルピースまで。
◎(15)ハッピースプリント
○(1)サーモピレー
▲(2)ドラゴンエアル
△(14)ドバイエキスプレス
△(9)スマイルピース
買い目
【馬単】4点
(15)→(1)(2)(14)(9)
【3連単】6点
(15)→(1)(2)→(1)(2)(14)(9)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。