さて、今週は「第59回大井記念(SII)」が大井競馬場でおこなわれます。昨年までは国内最長距離のダート重賞としておこなわれてきましたが、今年から600m短縮され、帝王賞と同じ距離になったことで本番との繋がりがより強くなることでしょう。帝王賞を目指し、豪華メンバーが揃った一戦。熱く激しい闘いに注目!
ここを制して本番へ向かうのはこの馬! 久々に登場、動ける巨漢・埼玉西武ライオンズの中村剛也選手ことサミットストーンです。公称175cm、体重102kgの体重を誇るおかわり君こと中村剛也選手ですが、その巨漢にして50m走を6秒3で走る俊足の持ち主。サミットストーンも550kgを超える超大型馬ですが、1200m戦でも勝利したことがあるほどのスピードを持っています。そんなところが似ていますね。もちろん実力も折り紙つき。南関東へ移籍後、初戦こそ5着に敗れたものの、その後重賞で2着、3着。特に前々走のダイオライト記念では、シリウスSの勝ち馬ナイスミーチューや、川崎記念2着のムスカテールに先着し3着と、実力の高さを印象付けました。前走にしても、3番手から上がり最速の脚を使い、2着に1秒9差を付ける圧巻の走りを披露。使われるごとにパフォーマンスを上げており、ここは本番に向けて軽くホームランをかっ飛ばしてもらいましょう。
対抗は、船橋に移籍して復調してきたゴールドバシリスク。中央時代は1200mをメインに使われてきましたが、船橋に移籍後は中距離路線へシフトすると、1、3、4、3着と成績好転。前走は3着に敗れたものの、エンジンがかかるまでに時間を要し、ゴール手前でようやくギアが上がったところでした。明らかに距離不足の走りで、3着に敗れたことは悲観することはありません。今回は距離が400m延び、フルに末脚を発揮出来る舞台が整いました。
注意したいのは松田龍平こと両親が偉大なところが似ているフォーティファイド。9歳馬ではあるものの、今年はすでに今回と同舞台の金盃を勝利しており衰えは感じられない。前走にしても前残りの展開でありながらよく追い込んで3着。今回も展開がカギとなりますが、堅実に追い込んでくる脚は確か。
以下、大井のダート2戦目で変わり身を見せるカリバーン。実績上位のトーセンアドミラルまで。
◎(6)サミットストーン
○(2)ゴールドバシリスク
▲(16)フォーティファイド
△(9)カリバーン
△(10)トーセンアドミラル
買い目
【馬単】5点
(6)→(2)(16)(9)(10)
(2)→(6)
【3連単】6点
(6)→(2)(16)→(2)(16)(9)(10)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。