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ハッシーの地方競馬セレクション(4/23)「第59回羽田盃(SI)」(大井)

 優等生すぎて…。先週川崎競馬場でおこなわれた「第17回クラウンカップ(SIII)」。本命に推した優等生な嵐の櫻井翔ことサーモピレーは、まずまずのスタートを切ると、周りの出方を窺いながら好位4、5番手の位置を取る。道中は折り合いがつき、手応え十分に勝負所へ。3、4コーナー中間から追い出しを開始すると、スッと反応し直線では早々と先頭に並ぶ。さあ、これからどれだけ突き放すかと思われたが、先頭に立つと手応えほど伸びず、後方から追い込んできたワタリキングオーに差され2着に敗れました。スタート、折り合い、位置取り、4コーナーでの手応えと、直線半ばまでは完璧に近いレース運びで、正に優等生といった内容であったが、最後の詰めが どうにも…。勝ち切る為には優等生なだけではなく、ワイルドな一面が必要なのかも。

 さて、今週はいよいよ南関東牡馬クラシック第一弾「第59回羽田盃(SI)」が大井競馬場でおこなわれます。昨年は出走馬11頭中8頭が前哨戦である京浜盃で激突しましたが、今年は15頭中10頭が別路線からの出走と、本来であれば何が来てもおかしくない難解なレース! となるところですが、今年は一頭抜けて強いのがおりまして。一生に一度の羽田盃を制し、3冠にチャレンジできる資格を手に入れるのはどの馬か。若駒たちの激闘に注目!

 今年のクラシック戦線を引っ張るのはこの馬! 大泉洋ことハッピースプリントです。明るくユーモラスなキャラで見る者を魅了する大泉洋と、圧倒的な強さで見る者を魅了するハッピースプリント。共通点は見る者を魅了するところ。そんな大泉洋ことハッピースプリントは、これまでの戦績は8戦6勝と2敗していますが、敗戦は芝でのもの。ダートは6戦6勝と負けなしで、最少着差でも0秒3差。それもJpnIでのものとくれば評価は高い。前走の京浜盃にしても、明らかに前哨戦というデキで楽々と抜け出し0秒3差の完勝。叩いた上積みを考えれば、同レースに参戦していた馬が逆転するのは難しいと見ます。鞍上も2度目の騎乗となれば、最大限の力を引き出してくれること でしょう。ここは不動の本命です。

 相手は、鋭い追い込みが武器のドラゴンエアル。鋭い決め手が身上であるが故に、追い込み届かず勝ち切れないレースが多いですが、それでも前走は一頭だけ次元の違う脚。そもそも本馬を除く8着までがすべてひとケタ台の位置取りだった展開にも関わらず、13番手から直線一気で2着まで追い込んだ上がりは35秒8。次位が37秒2だからその差1秒4。滅多にお目にかかることの出来ない数字で、そのポテンシャルは相当のもの。今回もじっくりと脚を溜め、直線勝負に出れば複勝圏に絡んでくる確率は高いと見ます。

 一発ならドバイエキスプレス。こちらも末脚を身上とするタイプで、前走はドラゴンエアルを破って優勝しましたが、それでも勝ち馬との斤量差を考えると、着差が着差だけに簡単にこちらを上と取ることは出来ません。それでもキャリアはまだ5戦と浅く、前走後はここを目標にじっくりと調整されてきおり、上昇度はかなりのもの。成長次第では再度ドラゴンエアルと接戦を演じることでしょう。

 以下、ベストな条件スマイルピース、未知の魅力がたっぷりのナイトバロンまで。

◎(12)ハッピースプリント
○(2)ドラゴンエアル
▲(12)ドバイエキスプレス
△(1)スマイルピース
△(3)ナイトバロン

買い目
【馬単】4点
(12)→(2)(12)(1)(3)
【3連単】6点
(12)→(2)(12)→(2)(1)(12)(3)

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。

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