「倉木は1999年に17歳で『Love, Day After Tomorrow』を発売。ノンタイアップながら140万枚を売り上げ、90年代を象徴するアーティストの一人といえます。今年の『紅白』は、事前には安室奈美恵や小沢健二の出場が取りざたされていました。また、トータス松本、エレファントカシマシも初出場に名を連ね、くしくも90年代ブレイク組が並ぶ形となりました(トータスは『ウルフルズ』としては出場済み)」(音楽ライター)
このラインナップに、ニアミスとなったアーティストが宇多田ヒカルだ。昨年度の「第67回大会」に初出場し、ロンドンからの生中継で、朝ドラマ「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を披露した。倉木は宇多田と因縁がある。
「倉木のデビュー時に、『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)に出演した宇多田に、ダウンタウンの浜田雅功が『お前のパクリが出ている』と発言したのです。明らかに倉木を指しており、その場では笑いが起きました。10代のソロシンガーというキャラクターが似ているのは確かですが、両者は音楽性も異なるため『パクリ』とはいえないでしょう。この一件で、倉木の事務所サイドが激怒し、フジテレビが謝罪する騒ぎに発展します。宇多田も公式ホームページで謝罪をしました」(前出・同)
その後、倉木は宇多田と友人関係となったといわれるが、真相は定かではない。1年違いのニアミスキャスティングにハラハラしたファンも多そうだ。