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石原知事五輪招致へテコ入れ

 東京都議会は5日、石原慎太郎知事(76)の副知事人事案を賛成多数で可決。知事は2016年東京五輪招致の新たな担当副知事に佐藤広・産業労働局長(58)を選任した。任期途中の谷川健次(61)、山口一久(59)両副知事は退任した。

 五輪開催地の決まるIOCコペンハーゲン総会まで4カ月を切っている。谷川氏は2年強にわたり五輪招致担当副知事としてけん引してきたため、庁内に動揺が走った。
 知事はこの突発人事について、同日の定例会見で「ち密なネットワークが残念ながらできておらず、ここで人心一新しようと思った。谷川くんひとりの責任じゃない。全部の責任だけど、これから決戦に行くわけだからサッカーで言うとハーフタイム。ミッドフィールダーかフォワードか知らんけど、代えるもの代えて進もうと思っている」などと説明。招致PRの広報誌のデザインにダメ出ししたエピソードを打ち明けた。

 「さすがにやっぱり森喜朗(元首相)だよ。古い友人だけど『こんなもん、だれが作った?』って。あの調査委員会の女性のモロッコの委員長(4月下旬に来日したムータワキル評価委員長)の大きなクローズアップ(写真)があるわけですよ。よほど若くて超美人ならわかるけど、あの人、元美人ではあるけどね、あれ見てもだれだか分からないんだよ。そんなもんがバーンと出てきてだれが興味を持ちますか?」
 ポスターも5回修正させ、広告代理店最大手の電通・高嶋達佳社長にもアドバイスをもらって直したという。招致レース終盤に投入した新FWの決定力に注目だ。(高)

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