4000勝到達が、“セ界最遅”であったことも合わせて報じられているDeNA(4000勝4970敗290分・勝率.446)。では、その先を行く他5球団は、現在までにどれほどの白星を積み上げているのか。通算勝利数の多い球団から順に、その内訳を以下に紹介していきたい(成績は7日終了時点)。
現在のセ・リーグにおいて、最も多くの勝利数を誇るのは巨人(5928勝4230敗323分・勝率.584)。プロ野球黎明期から第一線を走り続ける老舗球団は、白星の数もリーグ断トツ。早ければ今季中にも、史上初となる6000勝到達の瞬間が訪れるかもしれない。
巨人に次ぐ2位につけているのは、ライバル球団である阪神(5254勝4941敗312分・勝率.515)。「674勝」差と大きく水をあけられてはいるものの、十分立派な成績を残していることは間違いない。
その阪神に「36勝」差で肉薄するのが、“第三の”5000勝チームである3位の中日(5218勝4927敗348分・勝率.514)。現在共に「4勝5敗」となっているこの両チームだが、今後の展開によっては順位の変動が起こる可能性も少なくないだろう。
ここからは4000勝台となる4位には、近年隆盛を誇っている広島(広島4302勝4614敗343分・勝率.483)がランクイン。2010年代中盤まではなかなか数字が伸びなかったが、リーグ3連覇の間に合計「259勝」を積み上げるなどここ数年は盛り返してきている。
直近の4000勝到達球団であるヤクルト(4185勝4772敗302分・勝率.467)は、現在のところ5位に位置。ちなみに、現在広島とは「117勝」差がついているが、2015年終了時点では「42勝差」とかなりの接戦を展開していた。
創設から現在に至るまで、各球団が歩んできた歴史が詰まっているともいえる通算勝利数。間もなく始まる令和の時代に、これらの数字はどのような変動を見せていくことになるのだろうか。
文 / 柴田雅人