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なかなか“黒歴史”を詳細に語らない酒井法子

 歌手の酒井法子が22日、東京・都内で、16年ぶりの単独コンサートとなるデビュー30周年公演を開催したことを各スポーツ紙などが報じている。

 報道をまとめると、愛息をはじめ観客1200人が見守る中で、デビュー曲「男のコになりたい」や「碧いうさぎ」など、21日に発売された30周年記念のベスト盤に収録されている30曲を全て披露した。

 デビュー時をほうふつさせる膝上20センチのミニスカワンピース姿を披露し「マンモスうれピー」「よろピクピク〜」とのりピー語をサク裂させ、終盤には感極まって涙。

 コンサート終了後、取材に応じた酒井は「事件もあり、いろんなことがありました」と09年の薬物事件についても自ら触れ、「また、こうして歌を歌えると思えなかったので、自分の中で奇跡だと思います」と話したというのだが…。

 「事件の際、約1週間にわたって逃亡したのが大々的に報じられ、そのマイナスイメージがいまだにつきまとっていることから、民放キー局のスポンサー各社はいまだに酒井の起用がNG。イベントなどの様子を情報番組が報じるぐらいしかできない。その状況は一向に改善される様子はない」(情報番組関係者)

 事件後の10年12月には著書「贖罪」(朝日新聞出版)を発売。事件当時の様子について告白していると思われたが、「肝心な部分にはまったく触れていないため、『本当に反省しているのか』という声があがっていたぐらい中身のない本だった」(出版関係者)。

 中国での人気が高い酒井。22日のコンサートは中国にも生配信され100万人以上が視聴したというだけに、今後、中国でのビジネスを大々的に展開していくと思われるが、なにはともあれ、ベスト盤がどの程度売れるのかが注目される。

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