本番組は雨上がり決死隊の2人と歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが司会を担当するミステリーバラエティ番組で、この日は宮迫の謹慎が発表されてから初めての放送となった。
本番組のオープニング(OP)は通常であれば、3人によるタイトルコールの後、芸人レポーターによるロケVTRが流れるのだが、今回はOPなしでVTRへ突入。
また、VTR後には必ず、宮迫らがいるスタジオでゲストを交えて簡単なトークを繰り広げるのだが、この日の放送はトークも含め、スタジオの模様がほとんど映されないまま放送を終えてしまっている。
この回の収録は闇営業問題が表面化する前の収録であったと思われ、スタジオにはこの日のゲストである小倉優子もいたが、彼女もワイプで蛍原徹、きゃりーらと一緒にリアクションを示す様子が映るのみで、アップはほとんど映されなかった。
『世界の何だコレ!?ミステリー』は世界各地で発生した超常現象やUFO、未確認生物などを紹介する番組として2015年から放送開始。近年は視聴者からの情報を元に道端で拾った謎の物体を調査したり、俳優・原田龍二が妖怪・座敷わらしが住むというスポットに体当たりロケを敢行する企画などが人気を博し、いつしかスタジオ部分はあまり重要視されなくなっていた。そのため、いつしか視聴者の間では「この番組のスタジオパートって必要あるの?」「毎週ゲストを呼ぶ意味が分からない」といった声が相次いでいた。
「最初期は超常現象の専門家が解説し、雨上がりの2人もスタジオで司会進行役を担っていましたが、最近では司会らしい司会はほとんどせず、VTRのリアクション役に徹していました。雨上がりさんのギャラは1時間一本200万円と高額なのでスタッフの中では『スタジオパートの制作費をロケ部隊に回してほしい』という声も以前から強かったようです」(某芸能記者)
また、今回の事件によって以下のような弊害も現れているという。
「『世界の何だコレ!?ミステリー』は視聴者投稿や、大学の研究室、研究機関など多くの一般人が関わっている番組です。それだけに今回の裏社会とのスキャンダルはあまりにイメージが悪く、協力や資料提供を拒否する施設や大学も出てきているようです。場合によっては宮迫さんの復帰を待たずに、雨上がりさんそのものが降板になってしまう可能性もあります」(前述の某芸能記者)
くしくも、宮迫不在だった『何だコレ!?ミステリー』の視聴率は9.3%。前回から3ポイントも上がっていたという。
雨上がりにとっての番組降板第1号となるか……?