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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(9/28新潟・9/28阪神)

 先週ピックアップした2頭。新潟デビューの注目馬・ネオルミエールは、スタートで出遅れたものの、二の脚が速く好位に取り付く。道中は少し行きたがっていたが、我慢が効く程度。直線に入って追われると、内へ切れ込みながら加速するも、右へ左へとしながらもグイグイ加速し、上がり3ハロン32秒8の脚を使い1着。パドックでは馬っ気を出し、レースでは幼いところを見せながらも強い競馬。将来性は高い。所変わって阪神デビューの注目馬・シュヴァルグランは、まずまずのスタートを切ると、各馬の動きを見ながら馬の行く気に任せての位置取り。道中は折り合いが付き脚を溜める。4コーナーから仕掛け始めたが、直線に向いてもなかなか加速せず遅れかけたが、残り200mあたりからエンジンがかかり、グングン伸びて2着。少し余裕のある体つきだったため、エンジンがかかるまでに時間を要した。勝ち馬には届かなかったが上がりは最速の34秒7。一度使われて反応が良くなれば次走であっさりも。

 今週の新潟デビューの注目馬は、9月28日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のルージュバック。馬名の由来は「ブランデーをジンジャーエールで割ったカクテル名。母名より連想」。牝、鹿毛、2012年4月22日生。美浦・大竹正博厩舎。父マンハッタンカフェ、母ジンジャーパンチ、母父Awesome Again。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額2400万円。母は07年BCディスタフを含むGI6勝を挙げ、07年度エクリプス賞最優秀古馬牝馬に輝いた名牝。本馬は後駆よりも前駆が勝った造りで、芝よりもダートがベターだと思われるが、筋肉は良質で芝でも。走り方はガニ股走法で独特だが、肩は前肢が高く上がるほど可動域が広い。追い切りでは行きっぷりが良く、上々の仕上がり。一先ずは芝の走りに注目。

 阪神デビューの注目馬は、9月28日(日)第5R芝1600m戦に出走予定のロードウォーリア。馬名の由来は「冠名+戦士」。牡、鹿毛、2012年3月4日生。栗東・吉村圭司厩舎。父サムライハート、母シルクハリウッド、母父Kingmambo。生産は新ひだか町・築紫洋、馬主はロードホースクラブ。愛馬会法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額1050万円。半兄にはダート短距離戦で2勝を挙げているケンブリッジギルド(父メイショウボーラー)がいる。上腕の筋肉が非常に目立つ本馬。筋肉の質も上々で、胸前から頸にかけてのラインはなめらかで良い形。胴回りはもうひと成長欲しい感じはするが、トモは丸みを帯びて筋肉量はなかなかのもの。距離はマイルあたりが良さそうだ。なお、鞍上には浜中俊騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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