ボクシングの内藤大助がCCBと共に出場し、軽い歌下手ジャブを交わしたと思ったら、フジの若手女子アナが調子っぱずれのKARAの曲を歌い、まずまずのスタートを切った「新春紅白歌へた合戦」。そしてドン小西の「め組のひと」の後に、日本を代表する女性政治家・片山さつきが登場。いつもの完璧なヘアスタイルとピンクのオシャレな衣装でキメてきた片山。今日は自信のある歌を歌うという。衝撃はここから始まった。
「おっかのうえ〜○×▲△の、ハナが〜、※▲○××〜でぇ〜♪」
もう、聞いた事も無いような甲高いうら声で、アグネス・チャンの「ひなげしの花」を歌い始めた片山。後ろのダンサーの女子たちが片山の歌にあわせて崩れズッコけるという派手な演出つきで楽しませる。司会の岡村隆史いわく「片山新喜劇状態」。ステージは完全に片山さつきにもっていかれたようである。
この歌を聴いて、戦場カメラマンの渡部陽一は、「片山さんの歌には国境は無い」と褒めだし、自称熟女好きのピース綾部は肌がキレイとチヤホヤ。審査員席の後ろの光浦靖子たちは「あいつ(渡部)戦場で耳やられてんじゃないのか?」などと言いはじめる。それを聞いて渡部は「しっかりと聴こえております」と返答。とにかく片山の歌声には国境が無いらしい。
昨年は1着百数十万円のドレスを着て国会でグラビア撮影した蓮舫議員に噛み付き、後に自分も衆議院議員時代に同様のグラビアの撮影をしていたというのがバレてしまった片山。最近、チラホラバラエティ番組で見かけるようになったが、意外にも彼女の趣味はカラオケ。お笑いも好きらしい。ご本人は、「ひなげしの花」を歌っていた頃のアグネス・チャンにそっくりといわんばかりに自信満々で、自分の歌の評価に不満気だった。たしかに昔のアグネスに声は似てたような気がするけど…。かつて片山は、日本テレビ『おしゃれイズム』にゲスト出演したときに 一青窈の「もらい泣き」を歌っていたが、その時はもっと上手かったような…。フェイクと信じたい。
自身は決して自分の歌へたを認めてない様子だし、今年もこの強気でいくのか。