横澤は16年3月に同市の観光営業主任に就任。米田徹市長は、「みんなで(横澤を)育てていくつもりだったのに、あまりにも早くヒット(ブレーク)して、あっという間に大使になり、楽しみがなくなった」と冗談交じりに横澤の活躍を喜んでいた。
横澤は「身近にいる女性あるある」を武器に、16,17年と2年連続でピン芸人のコンクール「R-1グランプリ」でファイナリストに進出。以降、「王様のブランチ」(TBS系列)でレギュラー出演するなど、今ではテレビで見かけない日はないほどの活躍ぶりだ。わずか3年あまりでのスピード出世に、市長は「横澤さんはふるさとのアイドル」と褒め称えた。
「営業主任に就任したばかりの頃は、『観光大使なんてできる身分じゃないよ』と言われていた」と苦笑しながら振り返る横澤。「ありがたいことです。生まれ育った新潟県糸魚川市で観光大使をさせていただけることは一番欲しかった肩書です。これから『ふるさとのアイドル』として頑張っていきたい」と意気込んだ。
“アイドル”ということで、異色のアイドル「吉本坂46」について横澤は、「吉本坂の要項送られて来なくて、知らなかったんですよ。ネットニュースで知ってびっくりしました」と応募もしていなかったことを明かした。吉本坂46といえば、横澤の所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーの所属タレントで構成される、秋元康氏プロデュースのアイドルグループ。横澤は「吉本坂よりまずは糸魚川48で地盤を固めてから...。一人しかいないですけど、頑張りたいと思います」と強い地元愛を語った。
また、夫と昨年末に帰省した際、「糸魚川のいいところ見せるぞ」と意気込んでいたが、吹雪が吹くほどの悪天候だったことも明かした。「でもまた、吹雪の糸魚川も良いんですよ。荒波と雪が混じって幻想的な雰囲気で、夫も『すごいなー』と言っていました」と同市の魅力を改めてアピールした。子供について聞かれると、「欲しくて仕方がない。スケジュールとか色々バタバタしてて...。でも、妊活中です。勉強中です」と話した。