平日にも関わらず、チケットは即完し、またデビュー前にも関わらずTBSチャンネル1にて生中継も決定しており開催前から非常に注目度の高い公演となっていた。
国際フォーラムホールA5,000人満員御礼となった会場は、開演前から熱気に満ちあふれていた。場内が暗転すると、緑一色に染まった会場はこの日のために作られたオープニングムービーに合わせてOvertureが流れると大きな声援に包まれた。
記念すべき1曲目のパフォーマンスは先日Music Videoが公開され大きな注目を集めている、デビュー曲「サイレントマジョリティー」から幕を開け、会場のボルテージは一瞬で最高潮に到達した。守屋茜は「私たちはずっとこの日が来るのを待っていました! 今日は最高のパフォーマンスがお届出来るように全力で頑張ります!」と意気込み、メンバーそれぞれのMCをはさんだ後、メンバー一人一人のテンポの良いオリジナル自己紹介が行われた。
そして、デビューシングルに収録されている「キミガイナイ」が初披露され、続いて同じく初披露となる平手友梨奈のソロ曲「山手線」、今泉佑唯と小林由依によるギターデュオ、ゆいちゃんずの「渋谷川」が続き更に会場の一体感は増していった。
結成後に欅坂46に加入した、けやき坂46(ひらがなけやき)の長濱ねるを中心とする、長濱ねる&欅坂46(今泉佑唯、小林由依、鈴本美愉、平手友梨奈)の楽曲「乗り遅れたバス」もこのステージで初披露となり、長濱ねるの境遇と重なる歌詞に涙するファンの姿も印象的だった。長濱ねるは「すごく緊張したんですけど、皆が見えて安心しました。この曲は今後ひらがな欅として歌っていくであろう曲なので大切にしていきたいと思います」と語りかけるようにファンへ想いを伝えた。
デビューシングルに収録される全6曲をパフォーマンスし終演を迎えたが、すぐさまアンコールの大合唱が起こり、再度メンバーが登場すると大きな歓声で迎えられた。アンコールでは、再度「サイレントマジョリティー」が披露され、この日一番の声援が送られた。平手友梨奈は「今日は初単独ライブということで欅坂46メンバー21人全員で力を合わせて頑張りました、本当にありがとうございました」と締めくくった。
全てのパフォーマンスを終え、安堵の表情を浮かべるメンバーに対して客席からは最後のメンバーがステージを下りるまで鳴りやまぬ拍手に包まれた。最後にメンバーが来場者をお見送りすることがサプライズで発表され、どよめきに包まれた。
この日の模様は3月31日(木)と、バックステージの様子も含めて4月16日(土)19時30分から放送されることも決まっている。