この日は志村の変装キャラクターのひとつであるひとみおばあちゃんが「ムーチョブランド」の新キャラクターに選ばれたことから、眼鏡に割烹着のひとみおばあちゃんの衣装で登場。「今日はいつもと雰囲気が違うね〜頑張らなきゃならないですね〜」とキャラになりきって意気込みを述べると、ムーチョの試食では「おいしゅうございますね〜」と満面の笑み。
イベントを終えると報道陣の前で改めて病気や入院生活についてコメント。「明治座(東京)で1週間、名古屋で1週間舞台をやったんですけど、休養日がなくて結構ハードだったんです。大阪で新歌舞伎座の舞台に立つのは初めてだったんで、楽しみにして行ったら、一回はやれたんですけど後はきつくて…。部屋で眠れなくて、夜中(食べたものを)戻して、おかしいなって思って病院に行ったら肺炎でした。熱も39度くらいありました」と苦笑い。
「2週間入院しましたかね。夏休みですよ。最初の4、5日は朝6時から点滴。トイレに行くのもきつかった。健康は大事ですね。健康を損なうと何もできない。もう66歳ですから、これからは体力を考えてスケジュールを組んでいかないといけないなって。昔と同じペースでやるんじゃなくて、少しは楽をしないと」としみじみ。
「気をつけるのは深酒。いつも、3時4時まで飲んでしまうので、これからは2時くらいまでにしようかなって」と冗談を交えつつ好きな煙草やお酒にも言及すると「お酒は今は軽めに。でも、煙草は吸いたくないですね。入院中から吸っていない。一日3箱吸っていたんですけどね。やめれるかもしれないです」と志村。
休止した舞台についても「こんなに長く舞台を休むのは初めて。見に来るためにチケット買ってくれた人のこと考える辛くて…。来年もう一回やりたい」とリベンジを宣言。最後は周囲に煽られる形で持ちネタの「だいじょうぶだぁ〜」を披露。元気な姿をアピールしていた。
(取材・文:名鹿祥史)