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古賀正俊の当たり馬券直行便 ジャパンC アドマイヤムーンの本当の“勝因”とは!?

 25日(日)の「第27回ジャパンC」は、アドマイヤムーンがポップロック、メイショウサムソンの追撃をアタマ、クビ差しのぎきって、見事にラストランを飾りました。
 もちろん、GI2勝という馬の能力、位置取りを含めた岩田騎手の好判断、そのほかいろいろな条件が整って勝利したものなのでしょうが、わたしが考える最大の勝因は厩舎サイドが舌を縛って出走させたことだと思います。
 追い切り後、松田博師は「モタモタしているように見えたのは、以前と比べると生ズルさ(人に対する反抗心)が出ているから」とコメントしていましたが、その反抗心を抑え、レースへいっての集中力を高めさせるために、厩舎が考えた工夫が舌を縛ったことだと思います。

 なぜ、舌を縛るかというと、騎手の意思を手綱、ハミを通して明確に馬に伝えるのには舌が重要な役目を果たすからです。
 ハミの位置は舌の上にあるのが正常ですが、馬によってはハミを越して舌の下に入れてしまったり、片方のハミだけに頼ったり、または舌を口の外へ出してみたり、ハミを噛んでみたりと、いろいろです。ハミが正常な位置にないと、意思伝達がうまくいきませんから、それを防ぐために舌を縛ります。縛って舌を遊ばせないようにすることによって、レース中、制御しやすくなり、集中して走るようになるのです。
 下見所で馬を観察する際、ほかの馬と違う装具をつけてきた時や、前走と違う工夫がしてある場合は、要注意馬としましょう

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