search
とじる
トップ > レジャー > 高松宮記念(GI、中京芝1200メートル、29日) 王者に暗雲!? スリープレスナイト 病み上がりのハンディを克服できるか

高松宮記念(GI、中京芝1200メートル、29日) 王者に暗雲!? スリープレスナイト 病み上がりのハンディを克服できるか

 スプリント戦線異常あり!? 今週は、春のGIシリーズの第1弾「第39回高松宮記念」(芝1200メートル、29日)が中京競馬場で行われる。そこに昨年の最優秀短距離馬として登場するスリープレスナイト。昨秋のスプリンターズSはケチのつけようがない完勝だったが、休養中に一頓挫あった今回は不安を抱えての出陣となる。果たして底力の違いで王者の地位を死守できるか。春の桶狭間が風雲急を告げる。

 陣営は文字通り、眠れない夜が続いていることだろう。2008年の最優秀短距離馬スリープレスナイトが窮地に追い込まれている。
 昨年10月にGI・スプリンターズSを制したものの、好事魔多しとはまさにこのこと。その後に予定していた香港遠征は放馬による外傷で中止となった。さらに、不運が続く。昨年末には放牧先のグリーンウッドで、ジンマシンを発症。2度にも及ぶアクシデントに見舞われた。
 そのために青写真を描いていたドバイ遠征はもちろん、今年初戦を予定していたシルクロードSの出走も断念することになった。しかも、その影響はこの高松宮記念まで尾を引いている。

 「相変わらず攻め馬はよく動いている。体調面で不安があるなら、1週前の追い切りであれだけの時計(栗東坂路800メートル50秒3)は出ない。ただし、ブランクと病気がどうか。そのあたりは心配だね」
 橋口調教師もぶっつけでの本番出走に一抹の不安をのぞかせる。
 これまで休養明けは(5)(1)着と決して悪くない。しかし、今回はこれまでと違って順調さを欠いた。それだけに指揮官はいつも以上に慎重だ。
 もちろん、王者としての誇りもある。そして、いまだ連対を外していない1200メートル戦への絶対的な自信。トレーナはどんなに逆風が吹いていようとも、愛馬の底力を信じて疑わない。
 「ダートを含めて千二は10戦9勝。この実績はダテじゃない。多少の不安があっても、この距離なら何とかしてくれるだろう」
 昨年6月のCBC賞から本格的に芝へと路線変更し、わずか3戦で頂点を極めた絶対的なスプリント能力がある。今回こそ、その力を見せる瞬間がやってきた。
 「確かに不安な面はある。でも、僕自身はこの馬の力を信じて乗るだけです」
 鞍上の上村騎手にも迷いはない。人馬ともに死力を振り絞って決戦に挑む。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ