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『ガキの使い』東京ロケ多すぎ?「都民以外面白くない」「安易な企画では」の声も

 日本テレビの人気番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』が一部の視聴者勢から不評を買っているという。

 『ガキ使』は今年4月から全面リニューアル。スタジオのセット、オープニング演出、番組ロゴなどが一新されたのだが、リニューアル前後から明らかに手を抜いた安易な企画が連発されているという。

 特に顕著なのがガキ使メンバー全員で行う「街ロケ企画」の増加であるという。現に8月6日にはシリーズ企画「有名人に出会うまでブラりし続けましょう」の二子玉川編が放送されたが、3月には同企画の麻布十番編が放送。さらにガキ使メンバーが都内で集合する企画「スマホなしで待ち合わせ」は総集編含めて10回以上放送されたうえに、7月17日には本企画の2時間スペシャル版が製作されるなど2016年に入ってから東京都内でロケを行う企画が大増量しているのである。

 このような状況に視聴者の一部からは「ロケ地が都内ばかりで他県の人が楽しめない」、「土地勘がないので細かいネタの面白さがわからない」とブーイングの嵐となっているという。

 そもそも『ガキ使』はダウンタウンふたりのトークを中心に、台本を作りこんだドキュメンタリー企画や準備期間をたっぷりとった実験企画などが売りで、他の番組にはないマニアックな笑いを提供してきた番組である。いったい何故、手抜きとも言える「街ロケ企画」が増加しているのか。

 テレビの制作事情に詳しいライターは以下のように語る。

 「ガキ使の『街ロケ』の増加は撮影自体の手軽さもありますが、大きな理由は視聴率問題だと思われます。リニューアル前からガキ使の通常放送は平均10%以下の低視聴率で予算が大幅に削減されたと聞きます。ダウンタウンは年々ギャラが上がっているので手の込んだ企画は予算的に厳しくなっており、一日ですべてが終わる街ロケの増加に繋がっているのです。またダウンタウンに関係なく、街ロケ自体の人気が高いため安定した視聴率が稼げるという理由もあります」

 かつて高視聴率を稼いだカリスマ番組『ガキ使』もそろそろ潮時か…。

(ミッチェル横山)

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