◆騎手 芝3000メートル以上で連対率が高いのは武豊。しかし、いつも人気になるだけに彼の単複を買い続けていたら、収支は大幅マイナスとなる。軸馬にしてもまったく妙味はない。
その点、横山典は1番人気での騎乗が2004年ダイヤモンドSのみ(それも負けている)。04年天皇賞・春を10番人気のイングランディーレで7馬身離しての圧勝や、昨年のステイヤーズSの6番人気エアジパングでの優勝など、人気がなくても長距離には強い。もうけたいなら、武豊より横山典だ。
安藤勝は、連対率5割前後の上位2人には水をあけられているように見えるが、05年菊花賞を13番人気スズカマンボで快勝。ダメ元の一発狙いがハマると怖い。
そのほか、もうけるという視点から見ると、吉田豊、武幸、岩田、四位あたりが狙い目。
逆に、蛯名は長距離では10戦して複勝圏内ゼロ。小牧も14戦して3着が1度だけ、池添も11戦して3着が2度と不振。意外な名前ばかりだが、この3人が乗っていたら、少々馬が良くても消して勝負したいところだ。
◆種牡馬 種牡馬も騎手同様の条件だが、サンプルを5レースに絞って分析をしてみたところ、以下のようになった。
1位 サッカーボーイ(連対率42%)
2位 ホワイトマズル(同40%)
3位 フジキセキ(同40%)
4位 オペラハウス(同33%)
5位 エルコンドルパサー(同30%)
注目は2位のホワイトマズル。04年天皇賞・春で大穴をあけたイングランディーレや、07年菊花賞馬アサクサキングスの父である。両馬とも上位人気とはいえない立場での快勝だけに、長距離レースとの相性の良さが際立つ。
ダイヤモンドSに出走を予定しているベスト5種牡馬の産駒は、サケダイスキ(オペラハウス)、スノークラッシャー(サッカーボーイ)の2頭。どの馬がきても配当的には面白そうだ。