報道をまとめると、古舘キャスターから「現在の契約が終了する来年3月いっぱいで出演を終了したい」と申し入れがあり、テレ朝側は契約更新を打診して慰留。しかし、最終的に「新しいジャンルに挑戦したい」という本人の意思を尊重し降板を了承。番組は来年4月以降も継続するため、古舘氏の後任など出演者については現在調整中だという。
「報道ステーション」は04年4月、「ニュースステーション」の後番組としてスタート。古舘キャスターは番組開始当初からメインキャスターを務め、12年間に渡ってテレ朝の“夜の顔”として君臨。今年8月21日には2年ぶりの20%超えとなる平均視聴率22.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、長年に渡って好視聴率をキープしていたが…。
「今年3月、コメンテーターとして番組に出演した元経済産業省官僚の古賀茂明氏が自身の降板をめぐって菅義偉官房長官や官邸などを批判。後日、古舘キャスターが謝罪する騒動もあり、あのあたりから古舘氏の“心離れ”が始まったと言われている。古舘氏事務所の古舘プロジェクトには、テレ朝から出演料・制作費を含めて計30億円弱が支払われており、古舘氏のギャラは10億円オーバーと言われている。しかし、かかるプレッシャーは相当なもので、降板してCMやバラエティーに出れば、これまでよりもはるかに気楽にそれなりに稼げそう」(テレビ関係者)
もともとはテレ朝の局アナ時代、プロレスの実況中継で人気となった古舘キャスター。挑戦したいという「新しいジャンル」が気になるが、古舘キャスターの後任探しは難航しそうだ。